知財ミックス戦略の進め方と組織体制構築

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第1部 知財ミックス戦略実施への組織体制構築と効果的な活用方法

(2023年9月28日 10:00〜12:00)

 知財ミックス戦略は、ある製品やサービスを複数の種類の知的財産権 (特に産業財産権である特許権、実用新案権、意匠権、商標権、著作権等) で多面的に保護する戦略である。従来の「知財戦略」は特許を中心として語られることが多かったように思えるが、知財ミックス戦略によって、それぞれの知的財産権を有機的に関連付けることで、各権利の単独和を超える相乗効果を生じさせることができる。  本セミナーでは、知財ミックス戦略を実施するための組織体制構築・運用、及び、知財ミックスの効果的な活用方法について、各社の事例を紹介しながら解説する。

  1. 知財ミックス戦略とは
    1. 知財ミックス戦略の重要性
    2. 知財ミックス戦略の実施状況
  2. 様々な知財ミックス戦略
    1. 技術重視型の知財ミックス戦略
    2. ブランド重視型の知財ミックス戦略
  3. 知財ミックス戦略を実施するための組織体制構築・運用
    1. 特許戦略からの脱却の課題
    2. 知的財産を一元管理する組織体制構築
    3. 知的財産を一元管理するマネジメント
    4. 知的財産の可視化 (IPランドスケープ)
  4. 知財ミックスの効果的な活用
    1. プロダクトライフサイクルに応じたポートフォリオ管理
    2. 知財ミックス戦略活用の具体的事例
      1. A社の事例
      2. B社の事例
      3. C社の事例
      4. D社の事例
      5. E社の事例

第2部 知財ミックス戦略の進め方と組織体制構築のポイント

(2023年9月28日 13:00〜14:30)

 “知財ミックス”という言葉を耳にするようになってきたが、その言葉の意味するところの深い検討はあまりなされておらず、自社での実施において、その適否について判断するのが難しいテーマである。  本日は、“知財ミックス”のあるべき姿について再考するとともに、シスメックスにて20年以上にわたって実践してきた知財活動について、組織体制構築から自社出願活動まで、実例を交えながら、その考え方を紹介する。

  1. 自己紹介・会社紹介
  2. ”知財ミックス”とは
  3. 知財活動は、そもそもが”知財ミックス”
  4. 企業の競争力の本質
  5. 知的財産権の役割
  6. いま、なぜ”知財ミックス”が推奨されるのか
  7. 知財ミックスの必要性
  8. 効果的な知財ミックス戦略の実践
  9. シスメックスの事例

第3部 知財ミックス戦略の進め方と組織体制の構築、運営の仕方

(2023年9月28日 14:45〜16:45)

 近年、投資家・金融関係者の中で、企業価値に占める無形資産価値の評価についての議論が活発化している。また、内閣府の知財戦略本部などにおいて、我が国産業の再生化の文脈での無形資産の価値評価も注目が集まっている。しかしながら、このような環境変化に対して、企業の無形資産について、企業内において総合的に担当する組織が設置されている例はほとんどない。  今回、食品企業である明治での検討を例に、知財ミックス戦略とは何かを分析した後に、現在の無形資産をめぐる環境変化を踏まえた知財組織の現実的な対応について、考察を加えていきたい。

  1. はじめに
  2. 企業の知財組織をめぐる環境変化
    1. 経営資源としての知的財産の位置付けの変化
  3. 知財戦略についての考察
    1. 知財ミックス戦略とは何か
    2. 価値創造サイクル
    3. 技術系知的財産とブランド系知的財産のシナジー
    4. 戦略各論
  4. 知財戦略を担う組織体制の構築と運営
    1. 組織設計のポイント
    2. 組織設計各論
  5. まとめ

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