プラスチックの生分解性評価方法と試験事例

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本セミナーでは、生分解性プラスチックの基礎から海水中の生分解性評価、生分解性の分析試験概要を解説いたします。

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プログラム

第1部: 生分解性プラスチックの分解性制御と海水中での生分解性評価

(2023年9月14日 13:00〜15:00)

 海洋プラスチック問題の解決手段の一つとして生分解性プラスチックが期待されている。本講座では、どのような樹脂が海水中でどのような生分解の特徴を持つのか、海水分解に影響する因子としてどのようなものがあるのかを中心に紹介したいと考えている。

  1. 海洋プラ問題と生分解性樹脂
    1. 海洋プラスチック問題
    2. バイオプラスチックの中の生分解性樹脂
  2. 生分解性プラスチック
    1. 生分解性プラスチックとは
    2. 生分解性プラスチックの種類とその特徴、生分解性
  3. 生分解性評価法
    1. ラボ試験
    2. 実環境試験
  4. 海水中での生分解性
    1. 陸域での実環境試験
    2. 海域での実環境試験
    3. ラボでの海水生分解性試験
      1. 実験の基本
      2. 生分解に関わる各種因子
      3. 深層水
      4. 淡水と海水
      5. 実環境試験とラボ試験
  5. 新しい海洋生分解性プラスチックの開発
    1. 分子設計による生分解性制御
    2. スイッチ技術

第2部: プラスチックの生分解性評価に向けた試験法の概要と事例

(2023年9月14日 15:10〜16:40)

 プラスチックの生分解性を評価するための標準化された試験法は多数存在する。化学物質の安全性に関する法規制やプラスチックの生分解性認証への対応を目的として生分解性を評価する際は、試験法の特徴を理解した上で適切な試験法を選択し、得られた結果を解釈することが望ましい。  本セミナーでは、生分解性の評価方法の基礎を解説するとともに、経済協力開発機構 (OECD) テストガイドライン、日本産業規格 (JIS) 、International Organization for Standardization (ISO) 及びASTM International (ASTM) における生分解性試験法の内容及びそれらの違いについて解説する。また、これらの試験法を用いた実際の評価事例も紹介する。

  1. 生分解とは
    1. 生分解度の算出方法
    2. 法規制・生分解性認証等における生分解性の判断基準
  2. 生分解性試験法の体系
    1. OECDテストガイドライン
    2. JIS規格
    3. ISO規格
    4. ASTM規格
  3. 生分解性試験法の概要及び特徴
    1. 水系の生分解性試験法
      • OECD TG 301F
      • JIS K 6950
      • ISO 14851 等
    2. 土壌中の生分解性試験法
      • JIS K 6955 (ISO 17556) 等
    3. コンポスト中の生分解性試験法
      • JIS K 6953-2 (ISO 14855-2) 等
    4. 海洋中の生分解性試験法
      • OECD TG 306
      • ISO 19679
      • ASTM D 6691等
  4. プラスチックの生分解性試験の事例
    1. 水系の生分解性試験
    2. 海洋中の生分解性試験

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