X線CTは非破壊で3次元構造を詳細に解析できる有効な分析法であり、最近の装置ではcmレベルからμmレベルまでの材料に幅広く適用できるようになっている。またPCやソフトの能力向上から、各種の画像処理とともにシミュレーションやCADと組わせた評価の実用性も高くなってきた。
本講義においてはX線CTの原理から各種装置の特徴を述べるとともに金属、無機、高分子などのさまざまな製品の内部構造や経時変化を解析した例を紹介することによりX線CTの材料評価法としての有用性を紹介する。またシミュレーションと組み合わせた評価例を紹介し、X線CT解析の今後の展開についても述べる。
講演ではCT解析結果の静止画だけでなく動画の実例や画像解析を実際に作業している工程を見せながら行う。
- X線CT分析の特徴と活用
- X線CTの特徴
- X線CT測定技術の進展
- X線CTの測定時の注意点と有効性
- X線CTの実例紹介
- 各種材料のX線CT事例
- 樹脂材料におけるX線CTの有効性
- X線CTデータの活用 (動画)
- X線CT測定解析の実際
- X線CT測定について
- X線CTデータの画像解析方法
- X線CTデータの活用
- X線CTとシミュレーションを組み合わせた構造変化解析
- アルカリ乾電池の経時変化
- 繊維配向の引張応力による変化
- 直線荷重によるプラスチックの変形
- ねじり荷重による樹脂成形品の変形
- 内圧によるプラスチック容器の形状変化
- 目的に応じた観察と解析
- 試料の大きさと分解能
- 装置の選択 (各種装置の特徴)
- 装置の違いによる測定解析結果比較
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- 視聴期間は2023年9月13日〜15日を予定しております。
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