医薬品包装の製造工程における品質を維持する要素の約1/3は、資材といわれている。このために、資材製造業者には「恒常的な品質の確保と安定供給」を委ねることになるので、これらに関して必要な取決めを行うことが重要である。つまり、これら取決めの有無ならびに内容の水準 (信頼度等) が製品品質の一部を担う役割を有している。 また、包装工程は「ひと・もの・設備の組合せ」で構成されているので、資材品質は工程トラブルを招く因子にも繋がっている。これらのことから、規格化するために必要な検査基準・品質基準・判定基準など管理・運用していくための方法を、具体的な事例を基に紹介します。