これからの時代に必要なものづくり現場のリスキリング

再開催を依頼する / 関連するセミナー・出版物を探す
会場・オンライン同時 開催

本セミナーは、現場改善のプロに、業務のプロ、そしてデジタル人材とものづくりの現場でこれからの時代に必要な人材、そして、自分の給料を自分で上げられる人材を育成するための礎となるセミナーです。
安全、2S、設備改善、作業改善、不良改善から、グローバルSCMの構築、デジタル改善、モラルアップまでをすべて網羅する、実践でも効果証明されている25のツールの概略をご紹介いたします。

日時

中止

プログラム

今年一番の話題は、「賃金アップ」です。その理由は、近年の「物価高」と「ここ30年間、日本の賃金が上がっていない」という事実にあります。そして、「賃金アップ」の条件として「生産性の向上」が挙げられています。つまり、今年の賃金アップは、「生産性向上→賃金アップ」という構図で成り立っており、これは生産性を向上できない場合、賃金アップは一過性に終わる可能性があるということを意味します。では、日本の労働生産性はどうなっているのでしょうか?日本の生産性は、1970年以降主要7か国で最下位であり、2020年段階でアメリカの6割という悲惨なレベルです。そして、その主因として挙げられるのが「日本人のやる気 (エンゲージメント) 」ですが、そのやる気もこの10年間先進国でほぼ最下位であり、2022年のギャラップ社の調査によると、世界129カ国中128位とほぼ最下位でした。つまり、今年話題の「賃金アップ」は、日本に限り「モラルアップ→生産性向上→賃金アップ」という構図になってくる訳です。この「モラルアップ→生産性向上→賃金アップ」を実現する具体的な手段が、「リスキリング (学び直し) 」です。しかし、この「リスキリング (学び直し) 」の語感から2つの勘違いを生んでいます。一つは、今はやりのDXを受けて、デジタル教育をするという解釈。もう一つは、従来の手法 (たとえば、IE,QCなど) を学び直すという解釈です。デジタル教育をするというのは、半分合っています。しかし、これは頭脳労働をする人たちへのアプローチであり、ものづくり現場では、設備というハードウエアがあり、作業者という人がおり、最終のアウトプットでは不良が出ます。頭脳労働だけでなく、これらを改善しないと、「生産性向上」は図れません。したがって、これらを改善する「アナログ改善」が必要となってきます。ということで、従来の手法を学び直そう、という次の勘違いを生みます。しかし、従来の手法は生まれてから相当の年数が過ぎており、当然、その時代に合った手法であり、経年劣化は否めません。それに加え、デジタル対応はしておらず、効果と効率の面においてこれからの時代で使える手法ではありません。 (一部の考え方は使えますが。。。)  本セミナーの講師は従来の手法 (TPM、QC、IE) のコンサルティングを経て、その効果と効率性に疑問を持ち、生産性向上、品質向上、原価低減、リードタイムの短縮という目的別の手法を創り出しました。本セミナーでは、その手法を体系化し、リスキリングツールとして紹介します。

全体としては、

  1. リスキリングの必要性:やる気を出させる
    1. 今の時代:リスキリングの必要性、全体のフレームワーク
      【現場改善のプロを育成する】
  2. まずは安全
    1. 災害ゼロへのアプローチ
  3. 生産性を向上させ、原価を低減する
    1. ロスの見方、考え方
      • 設備を極限稼働させる:生産性向上→コストダウン
    2. 原則整備へのアプローチ
    3. 故障ゼロへのアプローチ
    4. 段取り改善へのアプローチ
      • 作業の生産性を上げる→コストダウン
    5. 実践2Sへのアプローチ
    6. 標準整備へのアプローチ
    7. ビデオ標準作成へのアプローチ
  4. 品質を上げ、原価を低減する
    1. 不良ゼロの9原則
    2. 異物ゼロへのアプローチ
    3. ポカミスゼロへのアプローチ
    4. キズゼロへのアプローチ
      【スタッフ業務のプロを育成する】
  5. クレームをゼロにする:顧客第一主義への回帰
    1. クレームゼロへのアプローチ
    2. 検査作業改善へのアプローチ
    3. 設計ミスゼロへのアプローチ
    4. 購買へのアプローチ
    5. 海外工場の品質マネジメント
  6. リードタイムを短縮する
    1. ものづくりSCM
  7. 業務の生産性を上げ、原価を低減する。デジタル化への準備をする
    1. 業務改善へのアプローチ
      【デジタル人材を育成する】
  8. ものづくり現場のデジタル化を推進する
    1. ものづくりDX
    2. 要件定義書作成へのアプローチ
    3. 言語教育
    4. ITマネジメント
  9. やる気を出させる
    1. モラルアップへのアプローチ

受講料

免責事項

本セミナーでは、ものづくり全体をカバーするリスキリングについて、全体像、コンセプト、ツールを紹介します。ツールは25紹介しますが、各ツールの詳細な説明は時間の制約上できません。
各ツールの詳細については、会場にてそれぞれのツールのテキストを展示いたしますのでご参照ください。

会場受講の複数名受講割引

オンライン受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

会場受講 / Zoomを使ったライブ配信対応セミナー

会場受講 または オンラインセミナーのいずれかをご選択いただけます。
お申し込みの際、受講方法の欄にて、会場受講またはオンライン受講をご指定ください。

オンラインセミナーをご選択の場合、以下の流れ・受講内容となります。
※会場で受講の場合、このサービスは付与されませんのでご注意ください。