放電加工技術の基礎・応用と実務における疑問・モヤモヤの解消

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本セミナーでは、放電加工の基礎から解説し、放電加工に関連するトラブルの原因と対策、放電加工の技術動向までを詳解いたします。

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放電加工は、絶縁体の加工液中において工具電極と工作物を数μm〜数十μmの距離を隔てて対向させ、アーク放電を1秒間に数千〜数十万回発生させて、工作物を蒸発・溶融させて除去加工を行う熱的な加工法である。特に金型の製作に欠かせない加工技術である。放電加工に関してなんとなくわかっているが、基礎から応用までモヤモヤしているところはありませんか?  本セミナーでは、絶縁破壊、エネルギー配分などの基礎から丁寧に説明し、皆様と一緒にこれらのモヤモヤを解消していきたい。

  1. 放電加工の基礎
    1. 放電加工の技術開発の歴史
    2. 放電加工の原理と特徴
    3. 放電加工の極間現象と放電痕の形成
    4. 放電回路
    5. 極間距離の検出とサーボ制御
  2. 放電加工の加工速度と電極消耗
    1. 放電加工特性に及ぼす放電波形の影響
    2. 加工速度および電極消耗に及ぼす材料物性値の影響
    3. 電極消耗に及ぼすカーボン付着の影響
    4. 放電加工におけるエネルギー配分
  3. 形彫り放電加工とワイヤ放電加工の違い
    1. 電極材質
    2. 放電波形
    3. 極性
    4. 加工液
  4. 微細深穴と絶縁性材料の放電加工の研究・技術動向
    1. 微細深穴の放電加工の現状と問題点
    2. 微細深穴の加工における気泡および加工屑の挙動とその影響
    3. ミストノズルによる微細深穴の高速度加工の実現
    4. 絶縁性セラミクスの加工原理と研究・技術動向
  5. 実務における疑問・もやもやの解消
    • 放電加工はなぜ金型製作に向いているか
    • 絶縁破壊はなぜ起きるか
    • トランジスタ放電回路はなぜ優れているか
    • RC放電加工はなぜまだ使われているか
    • 極性の設定はなぜ重要なのか
    • 工具電極の送り速度はなぜ一定でないか
    • 低電極消耗はなぜ実現できるか
    • 形彫り放電加工とワイヤ放電加工の加工液はなぜ異なるか
    • 絶縁性セラミクスはなぜ放電加工できるか
    • 放電加工はなぜ微細深穴の加工に得意としているか

受講料

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