微生物を活用した液体燃料・汎用化学品・機能性物質の製造技術

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本セミナーでは、微生物を有効活用するための要素技術開発動向について、微生物による液体燃料や汎用化成品、医薬品原料などの機能性素材の生産技術から、水素生産やCO2メタネーションへの微生物の活用、微生物による発電技術と燃料電池への応用までを解説いたします。

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プログラム

微生物は食品、医薬品、酵素、農業、資源開発、環境、エネルギー、化成品等、様々な産業に広く関わっている。中でも、環境に調和し、持続可能な未来社会を実現するには、バイオテクノロジーを利用した物質生産技術の確立が急務である。現代社会では、液体燃料やプラスチックをはじめ、多くの有用物質は化石燃料を原料として製造されているが、化石燃料を使用した際の温室効果ガスの排出が問題視されている。一方で、微生物を用いた物質生産手法は化石燃料への依存度が低く、古くから様々な有用物質生産に活用されてきている。  本講座では、バイオプロダクションをはじめとし、微生物機能を利用した産業応用の概要を説明する。産業応用を理解する上では、微生物の機能を知り、機能を活用する要素技術を理解することが重要であり、微生物の代謝機能、代謝解析技術、代謝改変技術、遺伝子資源利用技術についても解説する。また、発酵により有用物質を効率的に製造する技術の開発など、バイオプロダクションの社会実装に向けた最新の取り組みを紹介するとともに、バイオテクノロジー産業のさらなる強化に向けた展開について議論する。

  1. はじめに
    1. 広がるバイオものづくり、バイオエコノミーの形成
    2. バイオものづくりの事例と市場動向
  2. バイオものづくりに資する微生物 <基礎編>
    1. 微生物の種類と利用方法
    2. 微生物の育種技術
  3. 微生物を活用した物質生産技術の開発 <応用編>
    1. バイオマスからの液体燃料生産
    2. 微生物を利用した汎用化学品生産
    3. 微生物を利用した機能性物質生産
  4. 高度なバイオものづくり用微生物「スマートセル」を開発するための要素技術
    1. 合成生物学、代謝工学の概要
    2. バイオファウンドリの概要
    3. 微生物の設計
    4. 微生物の改変
    5. 微生物の評価、解析
    6. オミクス技術
  5. CO2から有用物質を直接生産するバイオ技術
    1. 微細藻類、シアノバクテリアの育種
    2. 藻類を利用した物質生産技術
  6. 今後の展望

受講料

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