チタン酸バリウムの微粒子設計と結晶構造解析

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本セミナーでは、BaTiO3粒子の形態 (粒径や形状) 制御の仕方や電子顕微鏡を用いた原子配列の観察手法について解説いたします。

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プログラム

強誘電体として知られるチタン酸バリウム (BaTiO3) は、携帯電話やパソコンなどの電子機器に使用されており、我々の生活に欠くことができない物質です。このBaTiO3を用いた誘電体材料の性能を向上させることは、高性能小型電子デバイスの開発につながります。そのためには、基盤となるBaTiO3の粒子設計 (粒径や形状の制御) が重要です。また、粒子表面を利用した製品開発に取り組む場合、粒子表面の原子配列を把握する必要があります。  本セミナーでは、BaTiO3粒子の形態 (粒径や形状) 制御の仕方や電子顕微鏡を用いた原子配列の観察手法について解説します。

  1. チタン酸バリウムとは?
    1. 我々の身近にあるチタン酸バリウム
    2. 誘電体材料としてのチタン酸バリウム
    3. ペロブスカイト型構造を有するチタン酸バリウム
  2. チタン酸バリウムの合成手法
    1. 固相反応
    2. 液相反応
  3. チタン酸バリウムナノ粒子の合成
    1. 100°C以下の温度でのチタン酸バリウムの合成
    2. 水熱法によるチタン酸バリウムの合成
    3. ソルボサーマル法によるチタン酸バリウムの合成
    4. チタン酸バリウムナノキューブの合成
  4. チタン酸バリウムのキャラクタリゼーション
    1. 回折測定
      1. X線回折
      2. 中性子回折
      3. 電子回折
      4. リートベルト解析および二体相関分布関数 (PDF) 解析
    2. 電子顕微鏡観察
      1. 走査型電子顕微鏡 (SEM)
      2. 透過型電子顕微鏡 (TEM)
      3. 走査透過型電子顕微鏡 (STEM)
      4. エネルギー分散型X線分光法 (EDX)
      5. 電子エネルギー損失分光法 (EELS)
      6. 電子線トモグラフィ

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

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