プラスチックめっきが日本で始められて半世紀になろうとしている。自動車、家電、OA機器、水道部品等の住宅設備部品まで広く使われている。
プラスチックめっきがこうした長い歴史があるのにもかかわらず、使われ方によっては様々な問題が発生するのは使用のされ方が多岐にわたり、その製造工程が金型、成型、めっき、塗装等出来上がるまでの工程が長く複合技術的な要素が強いからである。
こうした要素ばかりでなく、めっきは公害企業という使う側の不理解もある。ユーザーの要求を加工するだけの企業から、新しい加工技術、リサイクル技術を提案する、多品種少量生産が可能なメーカーとしていくつかの提案をしたい。
- プラスチックめっきの歴史
- プラスチックめっきの目的
- プラスチック装飾めっき
- 電磁波シールドめっき
- MID (立体成型基板)
- プラスチックめっきの前処理工程
- 脱脂とプリエッチング
- エッチング
- 中和、極性付与
- 触媒化工程
- 化学ニッケルと化学銅
- 電気めっき
- 電気銅
- 電気ニッケル
- 装飾めっきの仕上げ層としてのクロムめっき
- その他プラスチックめっきに使用される電気めっき
- 装飾めっきされるプラスチック
- ABS、ABS/ポリカ
- ポリプロピレン
- ミネラル強化ナイロン
- 変性PP0のめっき
- その他材料のめっき
- 機能部品に使われるプラスチック
- 電磁波シールドめっき
- MIDに使われるプラスチック
- その他の目的で使用されるプラスチック
- プラスチックめっきの不良対策
- 外観不良と対策
- プラスチックめっきの腐食とその対策
- プラスチックめっきの密着不良と対策
- プラスチックめっきのクラック (ワレ) 対策
- プラスチックめっきと塗装
- プラスチックめっきの新しい動向
- 真空めっきとの複合化
- プラスチックめっきのリサイクルと環境対策