医薬分野における特許情報分析入門講座

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本セミナーでは、特許情報分析の基本から作業の流れについて、具体的な分析事例を含めて解説いたします。
医薬分野特有の事情も考慮した特許情報分析セミナーとなっております。

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プログラム

創薬分野においては、新薬の開発に例えば百億円以上の費用と10年以上の研究期間という大きなコストがかけられており、このような大きな投資を回収するために製薬会社は開発した物質や製法などについて特許出願を行うことで特許権によって競合品 (後発医薬品等) の参入を防いでいます。一方で、特許制度ではこのような発明の保護 (ビジネスの保護) とは別に、特許情報の利用を認めています。すなわち、特許権が切れたりライセンスを受けたりすることで特許情報に基づき同じ薬を作ることができるようになるだけでなく、先行企業の開発成果である特許情報を技術情報としてだけでなくビジネス情報としても利用でき、開発を効率化することができます。  すなわち、特許は、事業者がビジネス戦略に基づいて開発戦略を立て、それに基づいて開発を行い、その成果が出願され権利化されるものです。このため、特許情報は、他社の開発戦略やビジネス戦略を把握するのに役立てることができます。本講演では、特許情報分析の基本から作業の流れを、誰でもできるように無料のツールを使いながら説明します。また、特許情報分析の理解を深めるためプロのツールを利用した分析事例も解説します。  以上のような一般的な特許情報分析の知識を踏まえて、本講演のメインテーマである医薬分野特有の事情も考慮し、以下のような項目についても説明します。

 このように、本講演では医薬分野特有の事情や特許情報分析の基本的な知識を提供することで、参加者の方々が特許情報を活用して自社のビジネス戦略や開発戦略を立てる際の参考となることを目指しています。無料のツールを用いた簡単な分析方法についても触れることで、誰でも手軽に特許情報分析に取り組めるようになることを期待しています。

  1. はじめに
    1. このセミナーの概要
    2. 特許情報分析とは
    3. 特許情報分析と医薬開発との関係
  2. 分析の基本
    1. 分析の目的
    2. 分析の対象
      1. 軸と集計値
    3. 分析からわかること
  3. 分析する項目
    1. 出願人又は発明者
    2. 特許分類
    3. 日付情報 (出願番号/優先日)
  4. 分析の流れ
    1. 分析の全体像
    2. 特許情報の検索
    3. 分析
      1. オンライン分析
      2. オフライン分析
  5. 個別の出願の検討
    1. J-Platpatを用いた情報の確認
    2. Lens.orgを用いた分析
    3. 類似特許の確認
    4. 特許の重要度の把握
  6. 医薬特許特有の制度や出願
    1. 延長登録出願制度
    2. バイオ医薬品の出願
  7. 医薬分野特有の情報の利用
    1. 医薬等に関する技術分類 (特許分類)
    2. 延長登録出願に関する情報の調べ方
    3. 医薬製品に関連する特許の確認
    4. バイオ医薬品出願における配列表の取得
  8. 分析事例
    (テーマは変更になる可能性があります)
    1. 製薬大手の出願に関する俯瞰分析
    2. がん治療薬に関するトレンド分析
    3. オプジーボR特許のファミリー分析

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