2021年に起きたコロナ特需により半導体も製造装置も市場が急拡大した。ところが2022年に特需が終焉したため、史上最悪クラスの半導体不況に突入した。この不況は今年2023年後半〜2024年にかけて回復すると予測されているが、米 (蘭日) による中国への輸出規制が不況の回復を阻害する可能性がある。また、各種製造装置の出荷額と企業別シェアを分析すると、日本の装置 (特に前工程) はシェアの低下が止まらず、危機的事態に直面していると言える。さらに、日本政府は補助金2兆円をラピダスや欧米韓台の半導体メーカーにばら撒いて2030年までに国内の半導体の売上を今の3倍の15兆円にする計画を遂行中だが、その実現性は皆無に等しい。このように当面の半導体産業の先行きは極めて厳しい。そのような中で、昨年2022年11月以降、対話型AIのChatGPTが爆発的に世界に普及している。このようなAIはデータセンタのサーバー上で動作するが、このAI半導体が、PC、インターネット、スマホに続く、第4のビッグウエーブとなって今後の世界半導体産業を牽引するだろう。
講演では、この波にうまく乗った半導体メーカー、装置や材料メーカーが、次世代の覇権を握ることを論じる。
- はじめに
- 自己紹介
- 本セミナーの概要と結論
- 世界半導体と製造装置市場動向
- 世界半導体と装置市場 (2022年に過去最高、2023年に大不況、2024年に回復?)
- 地域別の装置市場の動向
- 装置出荷額のランキングトップ10の推移
- 各種の前工程装置の出荷額推移
- 各種の前工程装置の企業別シェア
- 各種の後工程装置の出荷額推移
- 各種の後工程装置の企業別シェア
- 地域別の装置シェアの推移 (日本のシェアが急低下)
- なぜ日本の前工程装置のシェアが低下するのか
- 不況の回復を阻害する米 (蘭日) による中国への輸出規制
- 米CHIPS法の成立とその悪影響
- 米国の装置メーカーの中国への輸出規制 (2022年10月7日の「10・7」規制)
- オランダと日本が米国に協力することに合意
- 珍妙な日本の半導体製造装置23品目の輸出規制
- 日本政府の補助金ばら撒き半導体強化政策
- 「日本半導体産業の復活」は誤認識
- ラピダス、「2027年までに2nm量産」なんてできっこない
- 補助金投入で日本半導体のシェアは上がるのか (上がらない)
- 2030年までに15兆円の売上を実現できるか (できない)
- ChatGPT (AI半導体) が巻き起こす半導体のビッグウエーブ
- 2022年11月にブレイクしたChatGPT
- 半導体の牽引役は、PC、インターネット、スマホ、そしてAIへ
- AI半導体市場の将来展望
- 10年後に世界半導体市場の30%以上がAI半導体に
- まとめと今後の展望
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