第1部 六価クロムの法規制の動向
(2023年8月21日 10:00〜11:20)
- 六価クロムは「なぜ」人体に有害なのか?
- 六価クロムに関する各国の規制の現状
- 日本
- アメリカ
- 欧州
- 中国、韓国、アジア圏など
- 各種業界での最近の動き
- 製造業、分析業界など
- 学協会、各種委員会活動など
第2部 欧州REACH六価クロム規制への対応自動車用樹脂上装飾クロムめっきの技術動向
(2023年8月21日 11:30〜12:50)
欧州REACHの六価クロム規制によって自動車用めっき分野では装飾および耐摩耗用クロムめっきが使えなくなる。樹脂上装飾クロムめっきの六価クロムによる樹脂エッチングにおける技術課題と切り替え動向について解説する。
- 欧州REACH 六価クロム規制の動向
- 自動車用表面処理・めっき分野での六価クロム使用部品
- 装飾クロムめっき
(樹脂上装飾クロムめっきでは樹脂エッチングも)
- 耐摩耗用クロムめっき
- 樹脂上装飾クロムめっき 樹脂エッチング技術
- 代替え技術の動向
- 代替え技術1 湿式エッチング技術
- 代替え技術2 その他
- 密着性の課題
第3部 EU REACH規制対応 六価クロム除去剤の開発
(2023年8月21日 13:40〜14:40)
ワニ革等の装飾性に優れる時計用革バンドにはクロム鞣しが施されている。一方、2015年5月より、欧州RECACH規制が施行された。本講演ではクロムが六価に変化すること を防止する処理剤について解説する。
- 革とクロム
- 欧州六価クロム規制について
- 六価クロムの生成と現状
- 六価クロム除去剤の開発
- 六価クロム還元処理方法
- まとめ
第4部 LC-ICP-MS法による「六価クロム」の極微量分析・検出・解析について
(2023年8月21日 14:50〜15:50)
ICP質量分析法 (ICP-MS) による「六価クロム」の極微量分析について解説する。 ICP-MSは最も感度の高い無機分析装置の1つとして知られているが、形態別の測定はできない。
そこで液体クロマトグラフィー (LC) で分離した溶液をICP-MSに導入することで、形態別の測定が可能となる。 ここではその原理や特長、注意点などについて解説する。
- 無機分析装置について
- ICP質量分析法の原理、特長
- ICP質量分析装置の実用分野
- ICP-MSとは?
- 溶液の調製方法
- ICP-MSの最適化
- ICP質量分析法の問題点とその除去、抑制方法
- 非スペクトル干渉
- スペクトル干渉
- コリジョン、リアクションセル
- LC-ICP-MSによるクロムの形態別分析法
- 測定条件
- 検量線の作成
- 定量分析
- その他
- メンテナンス
- 測定時の注意点
- 消耗品
第5部 六価クロムのスクリーニングおよび定量分析
(2023年8月21日 16:00〜17:00)
- 蛍光X線分析装置を用いた六価クロムのスクリーニング
- 蛍光X線分析の概要
- スクリーニングの考え方
- 実試料測定例の紹介
- 分光光度計を用いた六価クロムの定量分析
- 分光光度計の概要
- クロメートめっきの六価クロム迅速測定
- 実試料測定例の紹介
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 55,000円(税別) / 60,500円(税込) で受講いただけます。
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アカデミック割引
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