新規事業創生のために、近年は多くのワークショップが行われております。しかし、ワークショップで出されたアイデアの多くはその場限りで、次につながることがほとんどありません。これは、ワークショップでは楽しさが過度に重視され、適切なアイデアが創成されないためです。このため、技術者・研究者からはワークショップは“お遊び”と見なされがちです。本来、適切なアイデア創生には、技術を知る技術者・研究者の力が不可欠です。しかし、従来のワークショップは技術者・研究者の性質を踏まえていないデザインが多く、技術者・研究者が持つ本来の力を引き出せていませんでした。
本講座では、技術者・研究者である講師が、上記の課題解決のために学んだファシリテーションスキルやワークショップデザインについて、実務を通じて培った技術者・研究者の力を活かすためのポイントを紹介します。
- はじめに
- なぜ今ワークショップが必要なのか?
- ワークショップの種類とプロセス
- 3種類のワークショップ
- ワークショップの一般的なプロセス
- アイデア創生ワークショップのプロセス
- ワークショップによるアイデア創生で陥るワナ
- AI系:ポジティブ原則によるワナ
- 世界平和系:否定しないルールによるワナ
- 忖度系:減点主義によるワナ
- ワークショップで目指すもの
- 自分の見ている世界と他人の見ている世界
⇒差を理解することが出発点
- 氷山モデル:発言や行動の根底にある想い
- ジョハリの窓:開放の窓から入り未知の窓を探る
- 議論と対話:心理的安全性が相互理解を深める
- Will – Must – Canモデル:固定観念の枠を広げる
- 技術者・研究者がワークショップを実施する意義とは?
- インプット:技術を知っていることは最大の強み
- 発散:「なぜ?」思考が発想を広げる
- 収束:業務で培われた統合力を発揮する
- 技術者・研究者の力でワークショップの価値を高める方法とは?
- これまでの経験で気づいた技術者・研究者の特性
- 技術者・研究者の力を引き出すファシリテーション
- すぐに使える5つの傾聴スキル
- オープンクエスチョンとクローズドクエスチョンの使い方
- 抽象化と具体化で考えを深める
- 問いかけの4つの型の使い分け
- 技術者・研究者の力を形にするワークショップのアクティビティ
- バリュープロポジションキャンバス
- バリューグラフ
- ブレインライティング
- 親和図
- ペイオフマトリクス
- 顧客価値連鎖分析:価値の流れとお金の流れ
- 技術者・研究者の力をつなげるワークショップデザイン
- ワークショップのプロセス
- ワークショップでの注意点
- ワークショップのデザイン例
- まとめ・質疑応答
案内割引・複数名同時申込割引について
R&D支援センターからの案内登録をご希望の方は、割引特典を受けられます。
案内および割引をご希望される方は、お申込みの際、「案内の希望 (割引適用)」の欄から案内方法をご選択ください。
「案内の希望」をご選択いただいた場合、1名様 42,000円(税別) / 46,200円(税込) で受講いただけます。
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