自動車における熱マネジメント技術と求められる技術・部品・材料

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本セミナーでは、駆動方式の変遷や今話題の48V化の動向をおさえながら、次世代車に求められる空調システム・熱マネジメントについて詳解いたします。

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地球温暖化防止や資源保護の観点から、自動車の駆動源が大きく変化しています。電気自動車などの電動車両への移行が始まったものの、ウクライナ情勢により、単純な電動化への移行シナリオは過去のものになってきています。各国の思惑や最新のエネルギー情勢を考慮して、開発すべき次の駆動源を予測することが必要です。そして変化する駆動源に対応した熱マネジメント技術を開発することが一層重要になっています。  一方、自動車の電動化よりも喫緊の課題になっているのは、自動運転技術への対応です。完全な自動運転は、まだまだハードルが高いものの、高速道路では、ハンズフリー運転が現実になっています。移動中の車内で、いかに快適に過ごせるかが大きな課題になっています。つまり自動運転自動車の、その自動化技術が重要ではなく、自動運転により運転者そして同乗者の環境が変わることが大切なのです。本セミナーでは、自動運転で必要な熱マネジメント技術についても解説をおこないます。

  1. 第1部 次世代自動車における熱マネジメント技術 (1日目)
    1. 電動車用エアコン
      • 方式と現行空調システムとの比較
      • 低外気温への対応
      • 廃熱利用の可能性は
      • ヒートポンプとその課題
      • ハイブリッド車用エアコン
      • PHEV (プラグインハイブリッド車) 用エアコン
    2. エアコンシステムの改善
      • 空調シート
      • 内部熱交換器
      • 換気熱回収
      • デシカント空調
      • CO2冷媒によるエアコン
      • 空調快適性
      • 温冷感
      • 人体温熱快適性からみた最適加熱部位
      • クリーン・ディーゼル車の補助暖房
    3. 駆動用電池の温度管理
      • 電池の温度管理と寿命
      • 温度管理例
      • 理想的な温度管理方法
    4. 自動運転の熱マネジメント
      • 自動運転化に伴う課題
      • 自動運転車における差別化技術と求められる技術・材料
    5. 空調システムの変化による部品,内装材の動向
      • ガラス・調光ガラス
      • 断熱材
      • 真空断熱材
      • フィルムヒーター
    6. 今後の自動車用冷却系と熱交換器
      • 熱交換器の変遷
      • モーター、インバーター冷却系
      • 水冷インタークーラーの目的
      • 蓄冷エバポレーターの採用と採用廃止
      • 水冷コンデンサーの目的
    7. 電動車の駆動モーターとインバーターの冷却
    8. (古典的な) 熱マネジメント技術
      • 自動車の排熱一覧
      • 排熱回収/蓄熱システムおよび蓄熱材料
      • ケミカルヒートポンプ
      • 熱電素子
      • 熱負荷軽減

講師より

 自動車の熱マネジメント技術を広く深くお知りいただくため2日間でおこなうことにしました。1日目は、熱マネジメント技術で、新しい駆動源のクルマと従来の駆動源の両方について説明いたします。2日目は、どの駆動源向けの技術を開発すべきか、その背景を説明します。駆動源の変遷とエネルギー問題を説明いたします。  コロナ禍で、長らく、Face to faceのセミナーができませんでしたが、久しぶりに、東京会場にて実施します。もちろんオンラインと併用です。なお日々情勢が変化していますので、下記項目は、適宜、変わります。ご容赦ください。

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

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