手で「開ける・握る・掴む・持つ」をトコトン考える。手の構造に適した使いやすい製品開発・改良法

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本セミナーでは、科学的視点で人間の手と道具の関係に徹底的に迫ります。
使いやすさの評価方法を理論的に考え、使いやすい製品デザインの進め方を説明いたします。

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プログラム

人間工学に基づいた持ちやすい製品、という言葉を耳にします。そのような製品は概して、その形状が流線形のようになっていたり、一本一本の指がはまり込むようなグリップの形をしていたりします。これらはあたかも人間の手の構造にマッチしているように見えますが、本当でしょうか。製品の説明書にある通りの正しい持ち方をしていたのに手が疲れて仕方がない、といった経験は誰にでもあると思います。そのような製品は、ビジュアルイメージと実際の手の機能がマッチしていない可能性があります。  このセミナーでは、科学的視点で人間の手と道具の関係に徹底的に迫ります。使いやすさの評価方法を理論的に考え、使いやすい製品デザインの進め方を説明します。このセミナーによって、真に使いやすいデザイン開発のためのビジョンと方法を習得していただければ幸いです。

  1. 手の機能
    1. 手の機能の概要
    2. サイズと設計の関係
    3. シーンに応じて変わる道具の使い方
    4. 学習や慣れで異なる手の使い方
    5. メンタルモデルによる影響
    6. 持ちやすい状況の普遍性
  2. 既存概念がかかえる問題と、次に進むための視点
    1. ユニバーサルデザイン
    2. アフォーダンス
    3. 使いやすさ
  3. 手で使う物の考え方
    1. ハサミに右利き用と左利き用がある理由
    2. 外科用のハサミの事例
    3. 腹膜透析の補助ツールの事例
    4. 自動車用のインタフェースの事例
    5. 包装容器の事例
  4. ワークショップ
    1. 回す道具、切る道具、つまむ道具
    2. 手の構造と使用状況を一つの形に落とし込む
      ※講師による実演を主体としたワークショップです。

受講料

複数名受講割引

アカデミー割引

教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。

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