プラスチックのケミカルリサイクル技術最新動向

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本セミナーでは、リサイクル材料の高付加価値化のための要素技術および具体的な製品適用事例から、廃プラの燃料化・化学品原料化まで、最新のリサイクルビジネスを展望いたします。

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プログラム

ようやく日本でもプラスチックのケミカルリサイクルが具体化してきた。廃プラスチックは燃やさない、埋め立て無いが原則である。PETボトルはボトルtoボトルのリサイクルが進んできたが、ポリエチレンやポリプロピレンは未だリサイクルされていない。欧米では液化してナフサとしてクラッカーでエチレン、プロピレンとしての回収が始まった。又、廃プラを直接接触分解して軽質オレフィンとして回収する技術も開発されている。食品残渣などの夾雑した廃プラを含む都市ゴミはガス化してメタノールやエタノール、更に、SAF (航空燃料) の製造も行われるようになってきた。これらのケミカルリサイクルプロセスには、工業触媒が重要な役割を果たしている。  欧米を含むプラスチックのケミカルリサイクル技術の最新動向を紹介すると同時に、今後の日本でのプラスチックリサイクルビジネスの可能性についても言及する。

  1. プラスチックリサイクルの現状
    1. 海外の廃プラスチックの規制動向
    2. 日本の廃プラスチック規制
  2. プラスチックのリサイクル
    1. 廃プラの分別技術
      • Tomura
      • プラニック etc.
    2. プラスチックのダウンサイクル
    3. プラスチックの水平リサイクル
      • PEボトルtoボトル (EREMA)
      • ポリプロピレン (PureCycle)
      • ポリスチレン (Agilyx)
    4. プラスチックのケミカルリサイクル
      • ポリスチレン
      • MMA
      • ナイロン
      • ポリ乳酸
    5. PETのケミカルリサイクル
      • ボトルtoボトル
      • 繊維to繊維
      • PETの解重合によるケミカルリサイクル
    6. フィルムの脱インキ
    7. 廃タイヤのリサイクル
  3. 廃プラスチックの熱分解試験方法
    • パイロライザー
  4. 廃プラの液化
    1. 廃プラから燃料油の合成
    2. 廃プラ分解油から塩素. 硫黄除去
    3. 廃プラからナフサの製造
    4. 海外化学会社動向
      • BASF
        • Dow
        • Shell
        • LyondellBasell
        • インドラマ (タイ)
        • SK (韓国)
    5. 日本のケミカルリサイクル動向
      • 化学会社動向
        • 三菱ケミカル G
        • 三井化学
        • 出光興産
        • 住友化学 etc.
  5. 廃プラから化学品の合成
    • 軽質オレフィン
    • 芳香族の製造
  6. 廃プラのガス化
    1. 廃プラのガス化による合成ガスの製造
    2. 廃プラ合成ガスの精製
    3. 廃プラ合成ガスから水素の製造
    4. 廃プラ合成ガスからアンモニアの合成
    5. 廃プラ合成ガスから燃料の合成
      • メタン
      • ガソリン
      • ディーゼル燃料
    6. 廃プラ合成ガスから化学品の合成
      • メタノール, エタノール, エチレンの合成
      • Enerkem
      • LanzaTech
      • 積水化学
    7. 廃プラ含有都市ごみから航空燃料の製造
      • Fulcrum
      • LanzaJet
      • Shell
  7. 廃プラのケミカルリサイクルビジネスの展望
    1. 都市ごみ焼却との組み合わせ
    2. 廃プラケミカルリサイクルビジネスの展望

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