この講演は、ヒューマンセンシング (人をはかる技術) を製品・サービスの開発に適切に役立てていただくために、ヒューマンセンシングの基礎と実践方法を学んでいただくことを目的としています。製品・サービスの企画から開発・評価だけでなく、インタラクティブなシステムへの活用も含めて、ヒューマンセンシング (人をはかる技術) のニーズが高まっていますが、簡便さや安直さを求めすぎると間違った方向に行くことが懸念されます。
前半は、ヒューマンセンシングの考え方と概論をお話した後に、主に生理心理的手法について、生理メカニズム、計測手法と原理、データ解析・解釈において注意すべきことについて詳しく説明します。簡便さを求めて人の状態を単一指標で捉えようとすることの危うさについてご理解いただきます。後半は生理心理計測を製品開発に利活用する際に注意すべきことを具体的な事例を取り上げて説明します。また、生活・産業場面での計測を可能にする低負担計測手法の紹介をします。製品企画・評価への活用を考えておられる方だけでなく、ウエアラブルデバイスの開発、ヘルスケアサービスへの適用を企画されている方にも、配慮していただきたいことをお話しします。
- はじめに
- ヒューマンセンシング (人をはかるとは)
- ヒューマンセンシングの3側面 (心理・生理・行動)
- ヒューマンセンシングの活用例 (何のために測るか、何を測るか)
- 生理心理的手法 (何を測るか、どうやって測るか、何がわかるか)
- 脳波など中枢系指標 ※α波の誤解釈
- 心拍 (脈拍) ・心拍変動・呼吸など自律神経系指標 ※LF/HFの誤解釈
- 眼球運動・瞬目など視覚系指標 ※周辺視問題
- 筋電・重心動揺など筋骨格系指標
- ヒューマンセンシングの実践
- 実験 (データ収集) 計画 (含、倫理審査)
- 個人差・個人内変動への対応
- 多面的・多次元計測の必要性 ※主観評定と生理指標の乖離
- フィールド (生活・産業場面) での計測の課題
- ヒューマンセンシングの利活用に向けて
- 低負担計測の必要性とトレンド
- ウェアラブル、道具・環境組込み型、カメラ映像利用
- 事例紹介 (開発中のものも含む)
- おわりに
複数名受講割引
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 27,500円(税別) / 30,250円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 38,500円(税別) / 42,350円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 82,500円(税別) / 90,750円(税込)
- 同一法人内 (グループ会社でも可) による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 請求書および領収書は1名様ごとに発行可能です。
申込みフォームの通信欄に「請求書1名ごと発行」とご記入ください。
- 他の割引は併用できません。
- サイエンス&テクノロジー社の「2名同時申込みで1名分無料」価格を適用しています。
アカデミー割引
教員、学生および医療従事者はアカデミー割引価格にて受講いただけます。
- 1名様あたり 20,000円(税別) / 22,000円(税込)
- 企業に属している方(出向または派遣の方も含む)は、対象外です。
- お申込み者が大学所属名でも企業名義でお支払いの場合、対象外です。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
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