研究開発部門と事業部門との壁の壊し方、協力体制の築き方

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プログラム

第1部 部門の壁を越えた社内連携と組織活性化の仕掛け方

(2023年7月19日 10:00〜11:10)

 新規事業開発のミッションを担いつつ、組織のカルチャー変革にも取り組んでいるNEC (日本電気株式会社) 社員の事例をご紹介します。大企業における部門の壁を越えた新しいチャレンジを行う際のヒントや、企業内の組織風土を変えることがミッションになっている方々にとって有益な情報を包み隠さず語ります。

  1. はじめに – 自己紹介 -
  2. NEC (日本電気株式会社) の概要
  3. NECにおける働き方改革
  4. 現場起点の組織を越えた働き方
  5. 現場発の組織風土改革活動
  6. 今後の展望

第2部 ムラテックにおける横断的開発体制による事業部門との壁の壊し方、協力体制の築き方

(2023年7月19日 11:20〜12:30)

 ムラテックは開発力強化を目的に2004年にR&D部門を発足しました。以前は事業部制が強い会社でもあり、後付け組織であるR&Dの存在意義が問われ続けました。その中で我々は大きな成功と大きな失敗を経験しMOT (技術経営) を導入することで横断的開発体制を構築してきました。横断的開発体制の実現には (1) ロードマップを核にした開発戦略 (2) コアを明確にしたプラットフォーム技術戦略 (3) ステージゲートを活用した最適マネジメント が調和的に機能することが肝心です。  本講では如何にすればR&D部門が本当の意味で全社の横串組織になれるか、事業部との連携力を向上させることができるかを自身の経験も踏まえご紹介します。

  1. ムラテックの紹介と全社開発体制の構築
    1. ムラテックのご紹介
    2. 全社横断的な開発体制の構築
  2. ロードマップを核にした全社開発体制づくり
    1. ロードマップを核にした開発戦略
    2. コアを明確にしたプラットフォーム技術戦略
  3. ステージゲートを用いた最適な開発マネジメント
    1. 開発には二つのステージがある
    2. ステージゲートの運用事例
  4. イノベーションを生み出す決め手は「人」
    1. 「突き抜けたスペシャリスト人材」を目指す
    2. チャレンジを是とする企業風土が不可欠

第3部 竹中オープンラボ機構による開発技術の展開と事業化に向けた取り組み

(2023年7月19日 13:20〜14:30)

 竹中工務店では、建設技術の研究開発にフォーカスした技術開発組織とその仕組みを刷新し、社会課題の解決や人に優しいまちづくりを目指して、新しい時代の研究開発を見据えた、技術研究開発の仕組みとして、竹中オープンラボ機構を構築し、オープンイノベーション型の技術開発を推進しています。  本セミナーでは、まず当社の根幹をなす品質経営を概観した上で、新しい組織の構造や仕組みを示すとともに、開発技術の展開や事業化に向けた取組を紹介します。さらに、建設業界として取組んでいるオープンイノベーションの事例として、業界が置かれている厳しい状況を克服するために組織した、建設RXコンソーシアムの概要とその取り組みについて概説します。

  1. はじめに
    1. 竹中工務店について
    2. 品質経営
  2. 竹中オープンラボ機構
    1. 研究開発組織の変遷
    2. 竹中オープンラボ機構
    3. オープンイノベーション型技術開発
  3. オープンイノベーション拠点COT-LabR
    1. COT-Labの概要とその目的
    2. 各拠点の活動概要 (COT-Labシンガポール、他)
  4. 技術探索拠点TAK-GRIT (シリコンバレー)
  5. 業界技術連携 建設RXコンソーシアム
    1. 建設業界の課題
    2. 設立経緯および目的
    3. 活動概要
  6. まとめ

第4部 研究開発部と事業部との壁の壊し方、対話を重視した協力体制の築き方

(2023年7月19日 14:40〜15:50)

 講演者が2018年度から約4年、所長を務めた本社研究所におけるオープンイノベーション経営について紹介する。VUCAの時代とも言われる昨今、適切な研究テーマの設定、研究による「技術革新」と社外や事業部門との協働によるイノベーション、経営と研究の戦略のすり合わせと、研究者の好奇心や遣り甲斐を大切にする風土の醸成の両立が大切になっている。  これらの両立を指向したオープン・リサーチ&イノベーションの取組み、異分野研究者同士や事業部との連携によるイノベーションの事例を紹介する。

第5部 社内オープンイノベーションのすすめ

(2023年7月19日 16:00〜17:10)

  1. 社内連携の重要性
  2. 研究開発部門の悩み/事業部門の悩み
  3. 社内連携の理論的裏付け
  4. 社内連携におけるリーダーの役割
  5. 社内連携を促す仕組み・場づくり
  6. Know Who, Know Whatの実践

会場

株式会社 技術情報協会
141-0031 東京都 品川区 西五反田2-29-5
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