第1部 接着・接合の基礎と 強度・信頼性・耐久性評価、寿命予測法
(2023年7月6日 10:00〜12:00)
信頼性が高く耐久性が大きく強い接着・接合継手を設計することを目的とする人に対し、接着力発現の原理、接着剤および表面処理法の理論的選定法について解説します。
また、各種継手に発生する応力分布および破壊条件の解析法、それに基づく強い接着構造の設計法、負荷応力の時間的分布と接着強度のばらつきを用いた信頼性工学のストレス-強度モデルによる継手の希望破壊確率を与える安全率の計算法、接着継手の劣化の主要原因である温度、湿度、機械的応力などの各種ストレスと劣化速度との間のアインリングの反応速度式に基づいた理論的関係および加速劣化試験結果を用いた重回帰分析による寿命予測法について詳しく解説します。
- 接着力発現の原理
- 各被着材に適した接着剤の選定法
- 接着剤の種類、特徴および最適接着剤の選定法
- 被着材に対する表面処理法の選定法
- 最新の異種材料接合法
- 接着継手形式およびおよび接着部に加わる外力の種類
- 各種継手の応力分布および強度評価
- 最適接合部の設計法
- 接着接合部の経年劣化による故障発生のメカニズムおよびストレス – 強度モデルによる必要故障確率確保のための安全率の設定法
(直ちに計算 可能なEXCEL計算シート提供)
- 接着接合部の劣化の要因ならびに加速試験と加速係数
- アレニウス式 (温度条件) およびアイリングの式 (応力、湿度、印加電圧等) に基づいた劣化、耐久性加速試験および寿命推定法および寿命予測結
果
(直ちに計算可能なEXCELの重回帰分析関数LINESTを用いた寿命予測計算シートを提供)
- 接着継手の耐水性および耐油性に関する熱力学的検討および耐水性向上法
- 繰返し応力 (疲労) による加速耐久性評価法
- 接着接合部のクリープ破壊強度評価方法
第2部 接着・接合の応力発生メカニズムと接着強度の評価
(2023年7月6日 12:50〜14:20)
MOFとは何か、その種類や構造、性質について述べた後に、MOFの一般的な合成法・同定法を紹介します。合成後の一般的な構造解析法、実際に欲しい構造のMOFが得られているかを判断するためのキャラクタリゼーション法の実際や、注意するべき事項などについて触れます。その後、MOFへのガス吸着の基礎や、分離目的に合わせたMOFの設計等について述べ、実験室におけるガス分離実験の方法等についても紹介します。最後に、MOFによるガス分離技術に関する最新のトピックについても触れます。
- 接着に関わる諸因子
- 温度の影響 〜常温から1000°Cまで使える接着は可能か〜
- 金属の種類による接着性の違い 〜つけたいものは何でできている?〜
- 樹脂-金属の接着のメカニズム
- どのように剥がれるのか。
- どうすれば剥がれにくくなるのか。
- 接着にかかわる表面、界面
- 接着接合部の破壊形態の種類
- 接着接合部の表面と破断面の微視的観察
- 接着強度の試験法
- 試験法規格
- 試験方法による比較と結果の取り扱いに関する注意ポイント
- 強度設計のために知っておきたい応力発生メカニズム
- 接着継手の力学的評価に欠かせない情報は何か
- 応力解析に必要な物性値の測定技術
- 応力解析の手法と具体例
- 壊れないための強度設計法と応用事例
第3部 応力発光による接着界面の接着強度可視化技術
(2023年7月6日 14:30〜16:00)
- 応力発光技術とは
- 応力発光粒子について
- 応力発光センサについて
- 応力発光塗料
- 応力発光シートセンサ
- ひずみ分布の応力発光可視化のメカニズム
- 応力発光計測システムについて
- 応力発光のパターン・強度から応力の集中・分布・程度を読み取る
- 応力発光の強度分布が応力分布のシミュレーション結果との比較
- 応力発光材料を用いた応力分布の可視化とその応用
- CFRPのひずみ分布の応力発光可視化
- CFRPひずみ分布試験片の作製法
- CFRP接合部の破壊予測への応用
- 接着に関するひずみ分布の応力発光可視化
- 接着応力試験片の作製法
- 接着層の上端、下端、中央の領域での発光パターンの違い
- 非接着領域検出への応用
- 自動車構造部材の接合部分への応用
- 3Dプリンター成形品への応用
- その他、今後の可能性
- 構造接着に関する海外動向調査報告
- 今後の可能性、他
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
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