吸入・経鼻剤開発と評価における米国の現状と展望

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本セミナーでは、米国薬局方 (USP) 製剤専門家委員会メンバーの阪上先生に、ジェネリック医薬品を含む吸入・経鼻剤開発の動機と特殊性およびUSP収載の製剤評価試験法の現状の課題と今後について解説いただきます。

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プログラム

近年の吸入・経鼻剤開発は、局所性または全身性薬効を指向し、新医薬品からコンビネーション製剤、ジェネリック医薬品まで多種多様である。また、投与デバイスを使用する複雑な医薬品であることもあり、開発への参入障壁および難度は高い。  本セミナーでは、それらの吸入・経鼻剤開発と評価における米国での現状と展望について詳説する。また、吸入・経鼻剤に関する代表的国際学会である Respiratory Drug Delivery (RDD) とDrug Delivery to the Lungs (DDL) からの注目トピックも紹介したい。

  1. 吸入・経鼻剤の有用性と特殊性およびその開発の難しさ
    • 投与デバイスを必要とする複雑な医薬品
    • デリバリー効率を踏まえた製剤設計
    • 薬効発現における肺内・鼻腔内分布の重要性
    • 局所薬効と血中薬物濃度の相関への疑問
  2. 新医薬品としての吸入・経鼻剤開発
    • 喘息やCOPD以外の肺疾患
    • 抗ウイルス薬
    • 抗体医薬
    • 経鼻ワクチン
  3. コンビネーション製剤としての吸入・経鼻剤開発
    • 単剤による不十分な病状管理への対応
    • 利点・未解決点・懸念
  4. ジェネリック医薬品としての吸入・経鼻剤開発
    • アルブテロール
    • フルチカゾン
    • 経鼻スプレーのOTC化
    • 同等性確立のための問題点
  5. 吸入・経鼻剤を指向できる薬物
    • 注射のみで薬効発現する高分子薬物
    • 非注射で全身速効性が求められる低分子薬物
    • 核酸医薬
  6. RDDおよびDDLからの注目トピック
    • 低温暖化係数のプロペラント使用のpMDI
    • 肺癌を対象とした吸入剤の試み
    • 経鼻剤の局方収載を指向した製剤評価
  7. まとめと質疑応答

会場

ビジョンセンター浜松町
105-0013 東京都 港区 浜松町2-8-14
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受講料

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