化粧品設計のためのゲル化剤・増粘剤の特性・調製法

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本セミナーでは、水系ならびに油系増粘剤・ゲル化剤に対象に、構造とゲル化機構、ゲル物性の関連に関する基礎知識から、実際の化粧品処方設計における増粘剤・ゲル化剤の選定および起こりうる品質トラブルについて解説いたします。

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プログラム

基礎化粧品ならびにメイクアップ化粧品は主要4成分である水、オイル、粉体、界面活性剤を骨格に処方設計がなされているが、これらを補助する「増粘剤・ゲル化剤」は化粧品の感触および品質維持の観点で重要な役割をはたしている。  本セミナーでは水系ならびに油系増粘剤・ゲル化剤を対象に、構造とゲル化機構、ならびにゲル物性の関連に関する基礎知識から、実際の化粧品処方設計における増粘剤・ゲル化剤の選定および起こりうる品質トラブルについて解説をおこなう。特に教科書での記載や研空事例が少ない油系ゲルについては、最新の研究開発動向を中心に詳細な説明をおこなう。

  1. 化粧品設計のための増粘剤・ゲル化剤の基礎
    1. ゲル化とは
    2. 水系ゲル化剤の種類
    3. 油系ゲル化剤の種類
    4. 化粧品におけるゲル化剤・増粘剤の役割
  2. 油系ゲル化剤の使用の実際
    1. 口紅に使用するゲル化剤 — スティック化
    2. リップグロスに使用するゲル化剤 — 透明なゲル
    3. ファンデーションに使用するゲル化剤 — シリコーンオイル、フッ素オイルの増粘・ゲル化
    4. 乳液、メイク落としに使用するゲル化剤 — 含水系での油性ゲル
    5. ゲル化剤の色持続技術への応用
  3. 品質トラブルとその解決策
    1. 水系ゲルが減粘する、増粘する
    2. 水がゲル表面に分離する (離漿)
    3. 油系ゲルが硬度低下し、スティックが折れる
    4. 油の粒がスティック表面に分離する (発汗)
    5. 結晶が析出してざらざらする (ブルーミング)
  4. ゲルの感触と数値化
    1. 増粘剤・ゲル化剤と化粧水の感触
    2. 油系ゲルのしっとり感の正体
    3. 化粧品の感触の数値化は可能か
    4. 最近のゲルの粘弾性測定法

会場

江東区産業会館
135-0016 東京都 江東区 東陽4丁目5-18
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受講料

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