次世代EVの最新動向と今後の見通し

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欧米中主要国でのBEVの伸長は何が要因なのか。環境観点だけでなく、車両開発やビジネスモデルなどの観点から見た背景を提示し、今のBEV普及が構造的現象なのか一時的なのかを詳細に考察していく。  講演の第一部では、2010年半ば頃から、欧米ではBEVの開発を如何に発展拡大させてきたかを述べる。BEVのメインバッテリーや駆動モータ、インバータなどの単体デバイスに焦点を当てるのではなく、駆動系やAC/DCコンバータ等の充電系モジュール化、これらのコア技術となるSiCの活用活発化、充電インフラ側の容量増強と連携したメイン電圧の800V化、そして従来の分散制御型から中央制御側への変革となるセントラルコンピュータやゾーンECUアーキテクチャ化などにターゲットを当てる。これらの進化を通して、20年代半ば以降のBEVがどう変わっていくかを詳述する。  また第二部では、車載他ドメインである自動運転 (カメラやLiDAR、ミリ波レーダ、センサフュージョンECUなど) やV2X・コネクティッド系、そして今後標準搭載されていく車内センシングシステムなどの開発現状や今後の見通しも詳述する。欧米中韓では、これらドメインの更なる高度化を進めるには、他パワートレイン系の車両では制約要因が多く、BEVが最適車両であると見なされており、システム観点からその背景や動向を考察していく。  最後にまとめとして、これまでのような自動車OEM、ティア1、ティア2・・のようなピラミッド構造のビジネスモデルから、OEMやティア1の中でもアーキテクト系、ソフトウェア系、ハードウェア系などに分かれる多層型モデルに変わっていくシナリオを開陳する。同時に、大きく乖離しつつある海外動向と国内動向を俯瞰し、国内の自動車関連メーカーがどのような打ち手を繰り出すべきかを提示していく。

  1. 今後のBEVアーキテクチャの見通し
    1. 海外でのBEV普及の要因 (開発の進化等観点から)
    2. BEVを前提にしたセントラルコンピュータやゾーンECUアーキテクチャの開発進化
    3. BEV800V化開発の動きや見通し
    4. 駆動系や充電系モジュール化の動きや見通し
    5. SiC積極活用への軌跡や進化
  2. 充電インフラやV2Gの見通し
    1. 欧米におけるACおよびDC充電インフラ容量増強や重点配置場所などの見通し
    2. 米国等における電力アンシラリー市場とBEVシステム連系 (V2G等) の見通し
  3. 自動運転やADAS、コネクティッド、インキャビンセンシングの見遠し
    1. 車載カメラやLiDAR、ミリ波レーダの開発現状や見通し
    2. C-V2Xや外部クラウド配信データと連携した自動運転やADAS制御アルゴリズムの開発現状や見通し
    3. ADAS進化に合わせた車載HUD等HMI系との連携の見通し
    4. 車内置き去り検知デバイス (CPD) を起点にしたインキャビンセンシングシステムの進化
  4. まとめ
    1. BEVや自動運転等進化に合わせた欧州勢の統合システム型組織への変革
    2. 各コア技術における欧米勢と国内勢の進捗比較と、今後の国内処方箋

会場

品川区立総合区民会館 きゅりあん
140-0011 東京都 品川区 東大井5丁目18-1
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