リアルワールドデータの活用方法と製薬企業が考える医療DXの展望

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本セミナーでは、リアルワールドデータ (RWDを)商用に結びつけるための目的の明確化とデータ加工法と、製薬企業が考えるRWDの利活用と医療DXの展望について詳解いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 RWDを商用に結びつけるための目的の明確化とデータ加工法

(2023年7月4日 10:00〜12:00)

 近年、日本国内においても利用可能なヘルスケア系のリアルワールドデータベース (レセプト・DPC・電子カルテ) の種類は豊富になっており、以前と  比べるとデータアクセスは遥かに容易になっている。しかし、データベースごとに異なる特徴を持っており、それぞれの特徴を理解したうえで、データ利用者の使用目的に応じたデータベース選択、データ解析が必要となる。  そこで、本セミナーでは本邦において利用可能なデータベースの特徴及び、使用目的に応じた適切なデータベースの選択、利用方法について解説する。

  1. 利用可能な各種データベースについて
    • DPCデータベース
    • 健保・国保レセプトデータベース
    • 電子カルテデータベース
    • 調剤薬局データベース
  2. データの利用・授受方法について
    • Rawデータ
    • 統計情報、レポート、論文
    • コンサルティング
    • BIツール
  3. 解析環境構築概要
    • Web上の各種プラットフォーム
    • 解析環境の構築
    • 解析用プログラミング言語のPros Cons
  4. 利用目的ごとの解析概要と事例紹介
    • マーケティング・経営戦略立案
    • データベース研究
    • 治験、市販後調査での利用
    • 機械学習モデル構築

第2部 製薬企業が考えるRWDの利活用と医療DXの展望

(2023年7月4日 13:00〜16:00)

 医療DXを既存業務の効率化と捉えているとするならばそれは大きな誤解である。診断、治療、医療者、医薬品、製薬企業といった概念がこれから変わろうとしている。その先の展望においてRWDの利活用は不可避であり、製薬企業においてRWD活用の具体的ニーズを知ることは展望を見据えるうえで重要なヒントを与えてれるだろう。  いま製薬企業でRWDはどう活用され、これからどのような展望を描くか考える機会としたい。

  1. 医療DXの幕開け〜境界線がボヤケはじめた〜
    • 医療行為と医療行為以外
    • 予防と治療の境界線
    • 医薬品・医療機器の定義
    • 治療・リハビリ・介護・サポートケア
  2. 医療DXの幕開け〜規制が動き始めた〜
    • 内閣官房:医療DX推進の活動
    • 次世代医療基盤法の更新がもたらすもの
    • EHDS等、他国の動向から学ぶ
  3. 製薬企業におけるRWD活用の実際
    • 創薬・承認申請への活用
    • HTA (医療技術評価) への活用
    • MA (メディカル・アフェアーズ) への活用
    • PV (医薬品安全性監視) への活用
    • マーケティングへの活用
  4. 製薬企業の拡張〜ビジネスをどう定義し、医療DXに備えるか〜
    • ウェアラブルを用いた測定・診察専門家を支援する
    • 治療アプリに長けた行動変容・治療専門家を支援する
    • メディカル・スマートシティの実現に貢献する
    • リモート技術・バーチャル技術に長けた医療コミュニケーターを支援する
    • データ管理支援業としてRWD、疾患レジストリの維持管理に貢献する
    • ゲノム・RWD分析のサービスに関わる
    • スマート・ロジスティクス、ドローンによる医薬品配送業を手掛ける
    • ドメインを「ウェルビーイングへの貢献」にシフトする

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