フローマイクロリアクタ・フロー合成でのプロセス設計・パラメータ最適化とスケールアップ

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本セミナーでは、フローマイクロリアクタの基礎知識をはじめ、フローマイクロリアクタを利用したイオン液体合成、有機リチウムを用いたアニオン重合反応のスケールアップ、ADC (Antibody-drug conjugate) 合成やスラグ流での連続抽出事例を交えて解説いたします。
また、装置の選定や検討時に注意すべきこと、さらによく起こるトラブルや、その解決策についても詳しく紹介いたします。

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プログラム

フローマイクロリアクタは、混合、温度制御、精密な滞留時間制御に優れたデバイスであり、従来のバッチ式反応器では困難だった反応や制御も実現することができる。ラボスケールでは、多種多様な有機合成反応について多くの報告がある一方で、実用化へ向けたスケールアップについては、情報が少ない。  本講演では、フローマイクロリアクタの基礎知識をはじめ、フローマイクロリアクタを利用したイオン液体合成、有機リチウムを用いたアニオン重合反応のスケールアップ、ADC (Antibody – drug conjugate) 合成やスラグ流での連続抽出事例を交えて紹介する。また、装置の選定や検討時に注意すべきこと、さらによく起こるトラブルや、その解決策についても詳しく紹介したい。

  1. フローマイクロリアクタとは
    1. フローマイクロリアクタの基礎知識
    2. マイクロ空間での混合、熱交換、物質移動
    3. フローマイクロリアクタ技術の適用先
      • 合成、乳化、微粒子、抽出など
      • 異相系への適用
  2. フロー合成の開発事例
    1. 産業界での取り組み
    2. 当社の連続製造へ向けた取り組み
  3. ラボからパイロット・製造への展開
    1. フロー合成で起こりやすい不具合
    2. 制御パラメータの多さ
    3. 送液不良
    4. 混合不良
    5. 除熱不良
    6. ミキサ、リアクタの閉塞
    7. まとめ
  4. フロー合成プロセスの構築とトラブル対策
    1. フロー合成で起こりやすい不具合と対策
    2. フローリアクターでの製造に向けた留意事項
    3. ポンプの選定
    4. ミキサ、リアクタの選定
    5. センサ、計装類の選定
    6. 運転システムの概要
    7. 洗浄の重要性
    8. 数値流体力学 (CFD) によるシミュレーション
  5. フローマイクロリアクタ適用の事例紹介
    1. イオン液体合成プロセススケールアップ
    2. リビングアニオン重合プロセススケールアップ
    3. ADC (Antibody Drug Conjugation) 合成
    4. 発酵液からのスラグ流成分抽出スケールアップ
  6. スケールアップ時に考えること
    1. パラメータの管理幅について
    2. 効率の良いデータ取得方針
  7. 今後の展望および装置や設備のサプライヤー紹介

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