次世代自動車で急浮上した合成燃料の動向

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1997年の京都議定書 (COP3) から本格化した温室効果ガス削減の国際的な取り組みは、多数の国が参加した2015年のパリ協定 (COP21) で、主要国の政府が地球温暖化抑制目標実現に向けた約束を行い、ロードマップを提示した。そのタイミングで、「ディーゼルゲート」が起き、一気に電動化、さらには内燃機関の禁止の動きが強まっていた。  2023年2月14日にはEUの欧州議会は、2035年からEU域内でのガソリン車、ディーゼル車、ハイブリッド車の新規登録を禁止すると決めた。ところが、2023年3月25日、欧州委員会とドイツ政府は2035年以降のエンジン車の新車販売を「条件付き」で認めることで合意した。  これまで、EVだけの感で語られていた次世代自動車だったものが、一気に「合成燃料」に注目が集まっている。「合成燃料」の評価、展望はまだ定まっていないが、目指すべきは (特定の手段、技術に制限するのではなく) 「温暖化防止」であり、「合成燃料」の現状そして今後の可能性に注目したい。合成燃料について、その製造プロセスや現状、展望について解説する。

  1. 温室効果ガス削減の国際的な取り組み
    1. 地球温暖化と国際的な取り組み
    2. 自動車の温暖化に係わる規制と対応策
    3. EUでの規制
  2. 自動車の取り組み
    1. モード走行と温暖化ガスの排出
    2. 軽量化とその効果
    3. 電動化の動きとLCA評価
    4. 各国の動向
  3. 内燃機関の問題と燃料
    1. 内燃機関自動車の概要、特性
    2. 火花点火エンジンの特性とガソリン
    3. 圧縮点火エンジンの特性と軽油
    4. ガスタービンエンジンの特性とジェット燃料
    5. 代替燃料機関
  4. 次世代自動車の動向
    1. パワートレインによる分類
    2. 最近の電動システム、市場展開
    3. 水素燃料と燃料電池
  5. 合成燃料とその展望
    1. 石油系燃料の製造プロセス
    2. 合成燃料の製造プロセスと特徴
    3. 既にレースに用いられているeFuel
    4. 合成燃料に求められる特性
  6. まとめ

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