第1部 GC/MSにおける代替えキャリアガスを用いた分析とメタボローム解析事例
(2023年6月9日 10:30〜12:00)
ガスクロマトグラフ質量分析 (GC/MS) はアミノ酸や有機酸、脂質など多様な化合物を同時に測定できることから、メタボローム解析において汎用的に使用されている分析手法です。
本セミナーでは、GC/MSを用いたメタボローム解析の基礎とキャリアガスとして水素を用いた際のメリット・デメリットについて、実際の分析事例を紹介しながら解説したいと思います。
- ガスクロマトグラフ質量分析を用いたメタボローム解析の基礎
- メタボローム解析とは
- ガスクロマトグラフ質量分析を用いたメタボローム解析
- 応用例
- 水素をキャリアガスとして用いるガスクロマトグラフ質量分析
- キャリアガスとしての水素の特徴
- ヘリウムガスと比較した際のメリット・デメリット
- 応用例
- まとめ
第2部 水素キャリアガスを用いたGC分析の安全対策
(2023年6月9日 13:00〜14:45)
水素ガスをキャリアガスに用いたガスクロマトグラフ分析の安全対策をご紹介します。安全対策の要となるガス検知器・指示警報器及び水素ガス発生装置の安全にかかわる機能・役割のご説明の他、ガスクロマトグラフ本体のキャリアガス排気口からの水素ガス排気対策等、必要とされる対策を包括的にご説明いたします。
本講演では、ガス検知器・指示警報器、水素ガス発生装置について、原理、設置要項、日常運用方法、メンテナンス等の基本的な知識から、万一の対処方法について、各製造・販売会社から、ご使用者様の目線でご紹介させていただきます。 合わせて、ガスクロマトグラフの水素キャリアガス排気口の対策事例をご紹介いたしまして、水素キャリアガスによるガスクロマトグラフシステム全体の安全対策をイメージいただきたいと思います。
更に、万が一、水素ガスが漏洩した場合の安全・安心対策として水素ガス検知・警報器と連動した水素ガス発生の停止、ガスクロマトグラフ分析の停止等の水素ガス検知のみから進歩した最新の対策をご提案させていただきます。
- ガスクロマトグラフ、水素ガス供給時の安全対策とは
- 水素ガスの漏洩検知:ガス検知器・指示警報器について
- 基礎知識
- 設置要項
- 運用方法
- 万一の対処方法の紹介
- 水素ガス供給:水素ガス発生装置について
- 基礎知識
- 本体安全機能
- 設置要項
- 運用方法
- ランニングコストの紹介
- GC分析へ水素キャリアガスを適用する際の安全・安心対策
- 水素ガス安全対策とガスクロマトグラフ安心対策の提案
第3部 GC-MS分析におけるヘリウム使用量の削減対策
(2023年6月9日 15:00〜16:30)
ヘリウムガス供給不足問題は、様々な要因により、これまで数年に1度のサイクルで発生しており、現在も深刻な状況下にある。演者らは2019年に発生したヘリウム供給不足の際に、自社でのGC-MS分析に使用するヘリウムガスの使用量の削減対策を実施し、一定の成果を上げた。その対策方法と削減効果について紹介する。少しでも皆様の今後のヘリウム削減対策のお役に立てれば幸いである。
- 2019年のヘリウム枯渇の状況
- 土壌、地下水分野におけるGCMSの利用状況
- ヘッドスペース – GCMSにおけるヘリウム削減対策
- ヘリウム削減対策のリストアップと選定
- ヘリウム削減対策の実施
- ヘリウム削減対策の効果確認
- パージトラップ – GCMSにおけるヘリウム削減対策
- 利用頻度の低いGCMSヘリウム削減対策
- GCMS以外のGC機器におけるヘリウム削減対策
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 50,000円(税別) / 55,000円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 55,000円(税別) / 60,500円(税込)
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アカデミック割引
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- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
- 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
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