近年、幾何公差を用いて曖昧さのない形体定義を行なう手法が広まりつつあるが、書籍や社内外セミナー等を通じて幾何公差の種類や記号の意味を修得した設計者から、以下のような悩みの声が多く聞かれる。
- いざ実際の図面に向かうとどの幾何公差をどこにどのように使えばいいのか戸惑う。
- 幾何公差の記号の意味が幅広く、正しく使えているかどうか自信がない。
- 幾何公差の公差値はどのように考えて設定すればいいのかよくわからない。
安定した品質の製品開発を行うために必要なのは、幾何公差を用いた形体定義と、適切な公差値設定により、設計意図通りに機能する部品設計を行う、幾何公差設計法 (GD&T) のスキルである。
本講座では、幾何公差の作法と公差計算の基本を理解していただいた上で、機械設計で多く使用されるはめあい設定について、最大実体公差方式を使った指示方法を修得する。
- 幾何公差の基礎と応用
- 基礎編
- データムとTED
- 独立の原則と包絡の条件
- 幾何公差の基本ルール
- 幾何公差の種類と使い分け方
- データム系と優先順位の考え方
- 応用編
- 共通データム
- 共通公差域 (CZ) の活用
- 丸 – 長穴位置決めへの適用
- 通し穴指示への適用
- 公差計算の基礎と応用
- 基礎編
- ばらつきの統計量 (標準偏差)
- ばらつきの定量化 (LSとRSS)
- 正規分布と不適合品率
- 応用編
- 幾何公差と公差計算
- 要因数と累積誤差
- 統計手法を用いた品質予測への展開
- 工程能力と工程能力指数 (Cp)
- 不適合品率予測
- はめあい設計
- はめあい公差方式
- 穴基準方式と軸基準方式
- 基礎となる許容差
- IT公差等級
- 最大実体公差方式
- はめあい成立の条件
- M (まる) の意味
- 機能ゲージ
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
- 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
- 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
- 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。
ライブ配信セミナーについて
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