本セミナーでは、難燃化技術の基礎的な解説から、自動車用難燃プラスチックの採用動向、難燃材に関連した世界的な環境規制の動向、環境対応型の難燃剤の開発動向などを解説いたします。
自動車軽量化の進展に伴い、これまで鉄・アルミなどといった材料の独壇場であった外装材においてもプラスチックが利用されるようになってきた。しかし、プラスチックは熱に弱く、比較的低い温度で着火・発火する。さらに、ひとたび燃えだすと消化が難しく、煙や有害ガスの発生を伴う。電子部品の搭載点数の増大により、電気火災などの新たな火災発生リスクも抱えるようになっている。 自動車用プラスチック材料の難燃性向上や防災処理は自動車メーカーやその関連部品・材料メーカーにとって喫緊の課題と言えるだろう。また、一方では環境への関心の高まりから、プラスチックの難燃化に使われる難燃剤への規制が徐々にだが、強まる気配がある。今後は、より強固なプラスチックの難燃化が求められると共にプラスチックそれ自体はもちろん、難燃剤にも環境対応ということが求められてきそうだ。 本セミナーでは、そうした状況を踏まえて、難燃化技術の基礎的な解説から、自動車用難燃プラスチックの採用動向、難燃材に関連した世界的な環境規制の動向、環境対応型の難燃剤の開発動向などを解説する。