DX/GX時代のグローバル航空市場 "造らずに創る" この取組みを通じた日本市場の成長

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DX/GX時代のグローバル航空市場を取り上げ、グローバルに活躍するプレーヤーの現在・今後の動向を考察し、日本市場の成長に寄与する施策は何かを探る。航空装備品 (機体・エンジン関連及び航空搭載システム・装備品) を対象とする事業企画、システム設計、開発、試作及び量産ものづくりに関して、グローバル市場の動向を俯瞰しつつ日本市場の今後 (特にカーボンニュートラル、グリーン化に強く関係する電動化航空機の動向) をDX/GX時代の到来、そのLCA環境負荷対応必須の事業戦略も考慮して展望する。ボーイング社はものづくり革新として“DA Digital Analytics & DT Digital Thread“を展開しており、この事例は大いに参考に値する。  今後の市場成長に欠かせない新規プロジェクト、DX/GX時代の企画・設計・開発における要諦、「造らずに創る」に向けた手法と事例を紹介。本講演ではDX/GXを推進するグローバル企業シーメンス社の「造らずに創る」をキーワードとした最新高度化解析・シュミレーションの最新情報、現在ここまで来た技術レベル到達、及びその事例を併せて明示し、将来の技術ロードマップ ゚ (LCA対応含む) も紹介する。  グローバル航空市場において「造らずに創る」、試作レスになろうとする時代の到来・実現可能技術レベルも高度になりつつある背景や今後の活用・運用策にも言及し、今後の挑戦企業がグローバル航空市場のTier 1 等業界有力・活躍プレーヤーと共創していく条件や基盤作りを提起する。  更に昨今のドローン (無人・有人) 市場 – 電動化航空機との共通動向 – を新興市場として捉え、ドローンへの最新技術適用が急速に進展しつつある現況を解説する。  講演者は、1987年以降約30年航空業界Tier 1 企業で航空装備品 (特にエンジン系統、航空電力マネージメント等) の設計・開発プロジェクトに関わり、2003年以降米UTC (United Technologies社) との日本合弁企業を通じた経営、2008年以降ナブテスコ航空宇宙カンパニー管掌役員として防衛省及びグローバルメガプレーヤー (Boeing/UTC/BAE/Parker/Honeywell/Safran等) との契約・市場マーケティングに従事。  2009年からの2年間日本航空装備品委員会委員長 (日本航空宇宙工業会) に就任、米欧の委員会メンバーやメガプレーヤー経営層と軍需・民需における今後の装備品・システムの方向性を討議。長年のグローバルメガプレーヤー及び日本最上位プレーヤーの経営層やプロジェクト総責任者との交流体験・業界知見を通じて、昨今のDX/GX及びSDGsを捉えたグローバル航空市場を考察、今後の日本市場を展望する。

  1. グローバル航空市場 DX/GX時代のプロジェクト企画・設計・開発・ものづくりの発展
    1. グローバル航空市場 DX/AM (Additive Manufacturing) の登場、発展
      1. GE Aviation / Additive の歴史
      2. 航空装備品 及び その他 航空・宇宙装備品 DX/AM事例対象範囲
    2. Boeing社の未来
      1. Boeing社 持続可能性/DX/GX、LCA目標と評価への取組み
      2. Industry 4.0と持続可能性取組みへのAMの役割、DA & DTの展開 2023年〜
      3. 2022年 Boeing AM Team
      4. 新たな挑戦 2021年〜
      5. ものづくりの未来 2019年〜
      6. 2015年以降 ものづくりイノベーションを加速させる生産 及び 生産技術動向
        1. ものづくりイノベーション
        2. DX/GX推進の基盤構築へ
        3. 破壊的現象加速の時代 (新たなパートナー / 投資)
      7. Boeing社の教訓・痛み
  2. 日本航空市場 マーケティング
    1. 「日本航空市場」 – 航空装備品の進化とプレーヤー
      1. Marketing 本来の強化ポイント
      2. 重工系 (IHI/KHI) 、ホンダ 航空事業事例、防衛装備品関連事例
      3. 日本市場 航空 Tier 1 装備品企業のマーケット・ポジション
    2. 航空電動化動向 – 電動化推進航空機DX/GX時代に対応する航空装備品の進化
      1. 市場
        1. 航空市場 デジタル化
        2. デジタル & グリーンの波
        3. 航空市場 カーボンニュートラルへの取組み
      2. 電力系統 機体内配置、電力供給発展の歴史、HVDC 高圧直流の時代
      3. 技術トレンド
        1. 電動化推進航空機 (次世代) 技術トレンド
        2. Boeing社電動化の流れ
        3. 電動化構造事例
      4. 日本、グローバルプレーヤー動向
      5. 海外、グローバルプレーヤー動向
  3. グローバル航空市場 企画・設計・開発 〜 造らずに創る 〜
    1. 歴史
      1. 3D CAD & CAEの歴史 〜 何故海外ソフトウェアが選択されたか 〜
      2. DX促進のキー: Cloud
      3. ここまで到達した技術レベル と航空市場適用・進化
    2. DX促進プレーヤー
      1. シーメンス DIソフトウェア
      2. Cloudへの取組み
      3. 構造CAEプラットフォーム : Simcenter 3D
      4. 技術・エンジニアリング ロードマップ
      5. CAE・シミュレーション手法を駆使したLCA
    3. 航空市場適用事例
      1. Rotor Dynamics : 回転機械振動ソリューション
      2. Acoustics : 音響解析ソリューション
    4. 参考 グローバル宇宙市場適用事例
      • Spacecraft活用事例
      • Sierra Space導入事例
      • NASA解析事例
  4. グローバルドローン (無人 & 有人) 市場の動向
    • 序 「日本ドローン (Drone) 市場の幕開け」、「電動垂直離着陸機 eVTOL」、「パッセンジャー ドローン4分類」 及び 「ドローン安全性確保」
      1. グローバルドローン (無人) 市場マーケティング – 新規参入含めプレーヤーの動向
        1. ドローン の動向・機体開発
        2. 日本のドローン 活用プレーヤー
        3. ドローン市場 新規参入の考察
        4. ドローン適用DX進展事例
        5. ドローン適用AM事例
      2. グローバルパッセンジャードローン (有人) 市場マーケティング – 新規参入含めプレーヤーの動向
        1. パッセンジャードローン 今後の発展
        2. パッセンジャードローンプレーヤー
        3. パッセンジャードローンの動向・機体開発
        4. パッセンジャードローン適用DX進展事例
        5. パッセンジャードローン適用AM事例
  5. DX/GX時代のグローバル 航空市場新たな事業環境認識と準備・対応 〜 造らずに創る 〜 そして 〜 LCA評価と目標達成必須 〜の時代
    1. 「企画・設計・開発・ものづくり革新」と「LCA目標達成への取組み」
    2. 「企画・設計・開発体制作り」〜 造らずに創る 〜 事例研究
    3. 「進化・深化するSoftwareとその基盤」
    4. 日本航空市場 – 今後の展望とMarketing指針
    5. グローバル航空市場で成長するためには

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