粉体における空気輸送の特性とトラブル対策

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本セミナーでは、粉体・微粒子の帯電・付着の基礎知識、付着の考え方、付着力の測定法・制御法を解説いたします。
また、配管内に付着する粉体、微粒子の経時変化を写真でわかりやすく解説いたします。

日時

開催予定

プログラム

第1部 空気輸送の基礎・理論からトラブルの対処法

(2023年5月16日 10:30〜14:30) ※途中、お昼休憩含む

 空気輸送に関して概要から各種理論を理解する (初心者から業務等を通じて多少理解している方までを対象) 。また、空気輸送研究の成果、ならびにトラブル対応も理解し、今後の業務に活かす。

  1. 空気輸送の特性
    1. 空気輸送の長所・短所
    2. 輸送形態
    3. 供給方式
    4. 輸送方式
  2. 低濃度空気輸送
    1. 管内粒子速度
    2. 圧力損失
    3. 臨界流速 (最小圧力損失)
  3. 高濃度空気輸送
    1. プラグ輸送の方式
    2. 流動様式
    3. プラグ内応力
    4. 圧力損失
  4. トラブルと対策
    1. 輸送管の閉塞
    2. 排出不良
    3. 粉塵爆発
  5. その他
    1. 旋回流による輸送
    2. 高濃度輸送におけるDEMシミュレーション

第2部 微粒子の空気輸送のキーポイントとトラブル対処法

(2023年5月16日 14:45〜16:45)

 微粒子の空気輸送における粒子沈着の経時変化を写真で紹介し、壁面への一次粒子の沈着と形成された沈着層から凝集粒子が再飛散する過程を理解する。また、微粒子の空気輸送で厄介な粒子の帯電の進行過程を理解し、そのメカニズムと対処法を今後の業務に活かす。

  1. 微粒子の空気輸送の実際
    1. 沈着層の形成状態
    2. 静電気による粒子沈着層の形成と対策
    3. 振動による粒子沈着層の除去の評価
  2. 微粒子の付着力の要因
    1. ファンデルワールス力
    2. 静電付着力
    3. 液架橋力
    4. 付着強度分布の測定と付着の対処法
  3. 微粒子の沈着の定量評価
    1. 粒子の沈着率の推算式
    2. 粒子の沈着率の計算例
  4. 沈着層から再飛散する凝集粒子
    1. 再飛散のメカニズムと推算式
    2. 再飛散の計算例
  5. 微粒子の沈着・再飛散同時現象
    1. 粒子沈着層の経時変化
    2. 空気流に沿って沈着層が移動するメカニズム
  6. 微粒子の空気輸送における粒子の帯電
    1. 帯電のメカニズム
    2. 帯電の進み方
    3. 帯電の制御

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