新しい難燃剤、難燃化技術

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本セミナーでは、高分子難燃化・不燃化について基礎から解説し、難燃性評価と最新の規制状況を紹介いたします。

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プログラム

第1部 高分子難燃化・不燃化の基礎と難燃性評価

(2023年4月27日 10:30〜12:30)

  1. 高分子難燃及び不燃化の基礎
    1. はじめに
      1. 難燃材料とは
      2. 難燃機構と技術概要
    2. 臭素系難燃剤難燃機構の考察
      1. 熱分解とそのタイミング
      2. 分解物とその作用
      3. ラジカルトラップとチャー形成における考察
    3. リン系難燃剤難燃機構の考察
      1. ベース樹脂の性質
      2. リン系難燃剤の分解とその難燃性
      3. リン系難燃剤の注意点
    4. 無機系難燃剤難燃機構の考察
      1. 無機難燃剤の種類と効用
      2. その実例と難燃性
  2. 難燃性の評価とその規制
    1. 樹脂材料の難燃試験
      1. UL-94 (5V改正状況)
      2. 限界酸素指数
      3. コーンカロリメータ
      4. 新UL試験の実施例
      5. その他の試験方法 (発煙量、電線ケーブル試験、車両試験等)
    2. 難燃性の定量化
    3. 難燃樹脂の法的規制動向
      1. 新RoHs
      2. Rearch
      3. 臭素系難燃剤
      4. 三酸化アンチモン、ビスフェノールA系材料の動向
      5. リン系難燃材
    4. 難燃剤のみらい

第2部 ノンハロゲン難燃剤の特長と処方事例

(2023年4月27日 13:20〜14:50)

ポリオレフィン用途として一般に用いられている難燃剤の特徴を述べる。中でもイントメッセント系難燃剤にフォーカスして各種難燃規格に準拠した試験結果をもとにその特?を述べる。近年の難燃材料の技術動向についても紹介する。

  1. 難燃剤の種類と難燃メカニズム
    1. 難燃剤とは?
    2. 各種難燃剤の難燃メカニズム
    3. イントメッセント系難燃剤について
  2. イントメッセント系難燃剤FP-2000 シリーズの用途展開
    1. 燃焼時の発煙量と煙毒性
    2. イントメッセント系難燃剤の基本性能
    3. 用途別の難燃剤・添加剤処方 (耐熱・耐候)
    4. 近年の技術動向 (高難燃・リサイクル性)
  3. フィルム向け難燃剤について
    1. アデカスタブFP-T80 の紹介
    2. フィルム向け難燃性試験評価
  4. エンプラ向け難燃剤FP-900L について
    1. アデカスタブFP-900L の紹介
    2. 難燃性・物性の評価
    3. リサイクル性の確認

第3部 安全性の高い臭素系難燃剤の開発 〜持続可能な社会を目指して〜

(2023年4月27日 15:00〜16:00)

 資源としての臭素について学習する。次いで、臭素の主用途である臭素系難燃剤に関して基礎から最近の情報・開発動向について理解を深める。

  1. 臭素の基礎知識
    1. 臭素とは
    2. 資源としての臭素
    3. 臭素の製造方法
    4. 臭素の用途
  2. 臭素系難燃剤の基礎知識
    1. 難燃剤の種類と特徴
      1. 低分子の臭素系難燃剤
      2. 高分子の臭素系難燃剤
    2. 臭素系難燃剤の使用方法
    3. 臭素系難燃剤の評価方法
    4. 臭素系難燃剤の市場動向
  3. 臭素系難燃剤の規制動向
    1. 臭素系難燃剤の変遷
    2. 欧州における環境規制
    3. 米国における環境規制
    4. アジアにおける環境規制
  4. 臭素系難燃剤の展望
    1. 環境に配慮した臭素系難燃剤
    2. 最新のリスク評価研究

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