HAZOP実践講座 (2日間)

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本セミナーでは、HAZOPの基礎から解説し、モデルプラントの配管計装線図 (P&ID) を用いたグループ演習を交えて、HAZOPの実施にあたる留意点を体験的に修得いただけます。

日時

開催予定

プログラム

本セミナーでは、HAZOP (Hazardous and Operability study, ハゾップ) の手法を解説し (座学) 、その後、HAZOPのグループ演習を行います。モデルプラントのP&ID (配管計装線図) を用いて、実務のHAZOPとほぼ同様に議論し、異常の原因と影響・結果を特定して行きます。受講者には順にHAZOPリーダーと書記を担当頂きます。

1日目

  1. 座学 – HAZOPの概要
    • HAZOPの方法と手順
      • 法的要求
      • 長所・短所・限界
      • HAZOP以外の手法との違い
      • 事故事例へのHAZOP適用例
      • 定常HAZOP用ガイドワード
      • 非定常HAZOP用ガイドワード
      • ノードの目的と分割方法
      • HAZOPワークショップの手順と注意点
      • HAZOPの例題など。
      • 例えば、HAZOPでは原則としてダブルフェールは想定しないが、その理由や例外も説明する。
  2. 座学 – HAZOPのスタディのポイント
    ポイント約40項目を1項目ずつ解説する。
    • 対象範囲
    • 想定するものと想定しないもの
    • 前提条件
    • 各種仮定
    • どの深さまで検討してどこから先は検討しないかなど。
  3. 定常HAZOPグループ演習
    モデルプラントの配管計装線図 (P&ID) を用いる。
    • 講師がHAZOPリーダーとなり、ガイドワードの「流れなし」から順に進める。
    • 受講者は全員で「流れなし」や「流れ増加」などの原因・影響・結果・既存安全対策を”実務のHAZOPと同様に”議論する。
    • 原因・影響・結果・既存安全対策が分かり難い部分は講師が解説する。

2日目

  1. 定常HAZOPグループ演習
    • 初日の続き。受講者が交代でHAZOPリーダーと書記を担当する。
  2. 座学 – リスクマトリクスによるリスク評価
    • HAZOPに引き続いて実施されるリスク評価を解説する。
      • 発生頻度の計算方法
      • 高圧ガス保安協会の『リスクアセスメント・ガイドライン』には載っていない発生頻度データなど。
  3. 個別技術相談会 (約45分、必要に応じて延長)
    • 受講者の質問に個別にお答えします。HAZOPに関する質問を準備・持参下さい。本セミナーに直接関係すること以外の質問でも構いません。

備考

グループ演習では、オンライン上であっても受講者全員に発言頂けるよう講師が配慮致します。
また、演習での議論を記録する「書記」の役を受講者に順に担当頂きます。書記の方には、ご自身のパソコンを使ってExcelシート (事前配布予定) に入力し、それをZoom上で画面共有して頂きます。
希望者にはZoomの操作を確認する場を設けますので、セミナー申込時または別途メールでご連絡下さい。操作確認の日時はご都合に合わせて別途調整致します。

受講料

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