マイクロLED/ミニLEDの最新開発動向と市場予測、事業機会

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ミニ (Mini) LED BL LCDを搭載TVは、2023年CESに於いてプレミアムTVとして定着、Samsung、TCLなどが多サイズ展示を行った。CESではOLEDがピーク輝度を2000nitsに引き上げ話題となったが、Mini-LEDはSamsungが4000nits、Hisenseが2500nits製品展示でこれに対抗した。モニター/ノートPCでは多くのメーカが高輝度製品を展示した。一方、μLEDは同じくSamsungが従来に無いダウンサイジングを図り50”〜140”の7サイズを一挙公開した。最小製品は76”と見られる。メタバース時代到来で注目を浴びるAR・VRディスプレイでは、高輝度が必要なメガネ型AR用ディスプレイとしてモノリシックのμLED (LEDoS) が採用され始めた。このようにLEDベースのディスプレイは高輝度を武器に市場浸透が進む動向である。  Mini-LED BLが製品として注目を浴び始めたのはAppleが2019年に市場投入の32形のPro XR Display、数量を飛躍的に高めたのは2021年投入のiPad Pro 12及びMacBook Proである。圧倒的高画質で市場の人気を得た。  本セミナーでは、これら市場動向を踏まえ、LED構造、特性、駆動の基本技術から最新SID学会の技術講演、特許公報を解析する。Appleのモニター、タブレットのMini-LED BLの製品構造分析に始まり、さらに次世代のTFT バックプレーン駆動のMini-LED BLの原理・構造・製造方法を中国メーカ (TCL、BOE) の講演資料などから紐解く。  μLEDディスプレイでは、IDW2022に於けるPlay NitrideやYole KKのレビュー講演を解読、LEDチップ大量転写 (MT) を初めとする技術動向を確認する。さらに、Samsungのタイルディスプレイ、ARメガネ用μLEDの技術などを解析する。最後に、μLEDディスプレイに必要な材料技術の開発内容・動向について、特許及び東レのアクティブイティをベースに調査、その内容を解読する。

  1. ディスプレイ市場の動向と戦国絵巻
    1. Mini-LED/μLEDの定義と高コントラスト比実現のLD駆動
    2. CES2023におけるミニLED LCD、μLED Display (TV、モニター、ノート) トピックス
    3. CES2023におけるOLED Display (TV、モニター、ノート) のトピックス
    4. CES2023におけるFlexible OLEDパネル、AR・VR用機器トピックス
    5. 市場動向予測、戦国絵巻及び市場毎の製品輝度分布、進化の製品ライフサイクル
  2. 知っておきたいLED、及びLEDディスプレイの基礎技術
    1. LEDの基礎構造と特性、LEDチップの構造と分類
    2. LED駆動はPWMが基本
  3. Mini-LED BL搭載LCDの構造・動作・製品性能の解析
    1. 前身のフレアレイ・ローカル・ディミング駆動直下 (FAL) BLの構造・動作・課題
    2. 世界初?のMini-LED BL搭載32形Apple Pro XR Displayの構造と動作・性能
    3. Mini-LED BL数量を急増させたiPad Pro 12の構造・高画質性能
    4. Mini-LED BL搭載Samsung TVの表示性能・画質改善策への課題
  4. SID学会講演に見る次世代TFTバックプレーン駆動Mini-LED BLの構造・製法
    1. 75” a-Si TFT駆動Mini-LED BL搭載LCDの構造・製法 (TCL, SID2020)
    2. ガラス基板上LED回路方式のLCD用Mini-LED BL (Corning, SID2022)
    3. ガラス基板使用ハイエンド用超薄型Mini-LED BL (BOE, SID2022)
  5. μLED Displayの構造分類と事始め
    1. マイクロLEDディスプレイの分類 (Monolithic、Discrete、QNED) 、構造
    2. 各構造の事例 (論文、特許明細書)
    3. マイクロLEDディスプレイの事始めとUS特許公報調査に見る経緯
  6. AR・VR機器提案とAR用μLEDディスプレイの開発状況
    1. ARとVR機器に要求されるディスプレイ仕様の違い、市場動向
    2. AR・VR市場に挑戦するモノリシックμLED (LEDoS) ディスプレイ
    3. 新興用途でフレキシブルOLEDに挑むμLEDディスプレイ
    4. 更なる次世代のストレッチャブルディスプレイへのμLEDディスプレイの適用
  7. IDW2022 Yole KK及びPlayNitride講演に見るμLED構造・大量転写 (MT) ・コスト低減動向
    1. Yole KK:大量転写 (MT) プロセスと装置に焦点を当てた技術・コスト課題、市場動向
    2. Play Nitride:LEDチップコスト低減、MTプロセス開発技術に基づくコスト低減動向
  8. 特許調査・東レのアクティビティ調査によるμLEDディスプレイ関連材料の技術内容と動向
    1. 転写材 (粘着材) の技術内容とその用途事例
    2. 接続金属材料の技術内容とその用途事例
    3. タイル用側面金属配線形成プロセスとその用途事例
  9. μLEDが変えるディスプレイデバイス産業

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