テーマ提案制度によるアイディア発掘と評価、絞り込み方

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第1部 人材資源を最大限に活かす! 社内提案制度による新製品・新事業募集の進め方

〜社内提案制度による新製品・新事業の進め方と部門を超えた全社な新事業開発組織体制づくり〜〜

(2023年4月12日 10:30〜12:00)

 社内提案制度による新製品・新事業の展開は、ただアイデアを収集するだけではなく、全社レベルで新製品・新事業の機運を高める意味でも、有効な手法であります。しかしながら、その展開を間違えると有望なアイデアが集まらないばかりか、社内の機運まで下げる結果になりかねません。社内提案制度による新製品・新事業の展開で最も重要なポイントは、アイデア発想を個人のスキルのみにゆだねるのではなく、組織的なバックアップとしての事務局支援活動と考えております。  本セミナーでは、社内提案制度による新製品・新事業の事務局支援活動のポイントについてお伝えして参ります。

  1. 激しく変化する市場環境における事業創出の課題
  2. 既存の開発部門と社内提案制度による新製品・新事業開発の位置づけ
    1. 事業のライフサイクルと新事業の位置づけ
    2. 活躍の内容 (何をやるか) と活躍の場 (どこで、どんな形態でやるか) の明確化
    3. 新事業の成功の条件
  3. 社内提案制度による新製品・新事業の進め方とその留意点
    1. コンサルティング例を踏まえた評価と検討手順・方法・その留意点の説明
    2. 社内提案制度などの社内インキュベーションプログラムを成功させるためのポイント
    3. 提案活動展開イメージ例
    4. 研修カリキュラムイメージ例
    5. 提案アイデアの検討項目例
    6. 募集した新製品アイデアの評価のポイント
    7. 募集アイデアの段階ごとの体制
  4. 部門を超えた全社な新事業開発組織体制づくりのご紹介
    (企業内新事業支援組織「BIO:Business Incubation Office:ビジネスインキュベーション・オフィス」)
    1. インキュベーション組織の構築 (ビジネスインキュベーションオフィス発足例)
    2. 組織体制から確立するインキュベーションプログラム実施 (例)

第2部 小林製薬の全社員提案制度の仕掛けとテーマを絞り込む仕組み

(2023年4月12日 13:00〜14:30)

 小林製薬は生活者様、投資家様、サプライヤー様などステークホルダーから「アイデアの会社」「ニッチャー」というご評価をいただきます。小林製薬では毎年、新製品の発売品目を目標に掲げ、全売上に占める新製品の売上割合を新製品寄与率と定義し、開発活性度の指標としています。  本講演では、アイデアを開発する仕組みや風土を醸成する体制についてお話しし、たくさんあるアイデアの中から、どの様にして質の高い (売れそうな) アイデアを絞り込むのか、更にはその前段としてアイデアをどの様に開発しているのかについて、事例を交えてお話させていただきます。

  1. 小林製薬の紹介
    1. 事業概要
    2. 業績と経営指標
    3. 会社の歴史
    4. 小林製薬の特徴
  2. アイデアを生み続ける風土を育む社内の仕組み
    1. アイデア提案制度
    2. 全社員アイデア大会
    3. 開発アイデア会議
  3. アイデアを開発するとはどういうことか
    1. アイデア開発の3つのステップ
    2. 各ステップの概論
  4. アイデアを評価するとはどういうことか
    1. アイデア評価のステップ
    2. インサイトについて
  5. アイデア開発から発売までの流れ
    1. 開発期間と全体の流れ
    2. 各フェーズの概論
  6. 結語
    1. 企業のパーパスと経営方針
    2. 私が部下に話していること

第3部 ボトムアップ提案活動の企画・運用・支援の進め方

(2023年4月12日 14:45〜16:15)

 現在は外部環境の変化が激しく、経営においても不確実性が増しており、「未来は、これまでの延長線上には描けない」状態にあります。企業の成長性を確かなものにするためには、我々が置かれたVUCA環境を正しく理解するとともに、顧客起点・視点の価値づくりと自社コア技術を核とした価値づくり、及びその土台となるイノベーションマネジメントの実践が必須となります。  本セミナーでは、組織を取り巻く様々な課題を取り上げ、アジャイルなマネジメントのもとでの顧客価値づくり、競争力のある自社コア技術起点の価値づくりを通した研究テーマの設定とイノベーションの創出のポイントを紹介します。

  1. 社会変化の加速 (我々がこれから迎える時代)
    1. 外部環境の変化を直視する
    2. ESG、SDGs、CSV経営
    3. デジタルトランスフォーメーション
  2. 企業に求められる未来志向の経営
    1. パーパス経営と実現に向けた要件
    2. 両利きの経営と成功の秘訣
    3. ロードマップの作成
  3. 今後の価値づくりの方向性と研究テーマの提案
    1. 顧客価値創造の時代
    2. ダイバーシティと創造性
    3. 提供価値を起点とする研究テーマの提案
    4. テクノロジー起点の研究テーマの提案
    5. 機能重視から意味のイノベーションへ
  4. R&Dマネジメントの課題と対策 (R&Dスタッフの役割)
    1. R&Dマネジメントスタッフの悩み
    2. イノベーションを生むR&Dマネジメント
    3. イノベーションを生む組織・人材マネジメント
      • 自主探索研究テーマ提案制度
      • アイデア製品コンテスト

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