運動・感覚モデリング技術と使いやすい製品設計への活用

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本セミナーでは、人がどのように身体運動を生成しているのか、また重さ感や運動感覚の生起のメカニズムを概説したうえで、製品の使いやすさや操作性を定量的に評価し、積極的に設計に活用するための人間工学的手法について説明いたします。
また、これら感覚・運動モデリング技術を用いた製品設計への応用として、負担感デザインへの活用事例ならびに力覚フィードバックデザインへの活用事例を紹介いたします。

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プログラム

道具や機械、コンピュータ等の操作性を高め、効果的、効率的、かつ満足して使うことができるようにするためには、人の心理的、生理的、身体的特性の理解に基づいた認知的負荷と身体的負荷の両者を考慮した設計が必要である。人は、外部環境の情報を視覚、聴覚、触覚などの感覚により知覚している一方で、自身が体を動かすときに得る運動感覚は、関節位置や体感の動きのほか、努力感、筋張力、重量、スティフネスなどの筋力に関連した情報から得られる。  本セミナーでは、人がどのように身体運動を生成しているのか、また重さ感や運動感覚の生起のメカニズムを概説したうえで、製品の使いやすさや操作性を定量的に評価し、積極的に設計に活用するための人間工学的手法について説明する。また、これら感覚・運動モデリング技術を用いた製品設計への応用として、負担感デザインへの活用事例ならびに力覚フィードバックデザインへの活用事例を紹介する。

  1. 身体と運動
    1. 運動感覚と負担感
    2. 運動器の特徴
    3. 骨格と力
    4. 生理学的観点から見た筋収縮の仕組み
    5. 到達運動 (リーチング)
    6. 手先剛性から見た腕の動かしやすさ
  2. 力感と負担感
    1. 力感の知覚メカニズム
    2. 負担感とエフォート
    3. 姿勢と負担感
    4. 感覚量と操作感
    5. マルチ/クロスモダリティと力感
    6. アクティブセンシング/アクティブタッチ
  3. 製品設計への人間工学的アプローチ
    1. 人間工学とは
    2. 人の生理的特性
    3. 人の認知の仕組み
    4. 認知負荷
    5. 単純反応時間・選択反応時間
    6. ユニバーサルデザイン/人間中心設計
  4. 身体モデリング技術の活用事例
    1. 負担感デザインへの活用事例
    2. 力覚フィードバックデザインへの活用事例

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