金属ナノ粒子の光エネルギー捕集効果とプラズモン誘起電荷分離による光エネルギー活用と展望

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太陽から地球に降り注ぐ膨大な光のエネルギーをいかに活用するかという課題に対して、金属ナノ粒子が示す局在表面プラズモン共鳴 (localized surface plasmon resonance: LSPR) という特性が注目されている。入射光の光エネルギーを、粒子表面の光の回折限界を超えたナノ空間に、理論上、数十から数百万倍に捕集できると算出されているためである。  本講演では、LSPRによって得られる光エネルギー捕集効果について、また金属ナノ粒子と半導体を組み合わせることで生じるプラズモン誘起電荷分離 (plasmon – induced charge separation: PICS) という光エネルギー変換機構について解説を行う。

  1. 光とエネルギー
    1. エネルギーの現状
    2. 再生可能エネルギーとして光が持つ可能性
  2. 金属ナノ粒子の局在表面プラズモン共鳴 (LSPR)
    1. LSPRの特性と制御
    2. 蛍光増強と光電流増強
    3. 形状異方性金属ナノ粒子
      • 近赤外光の活用
      • 安定性の制御
    4. 疎水性金属ナノ粒子
      • 疎水性金属ナノ粒子の合成
      • 単層粒子膜
    5. 最近のトレンド
  3. プラズモン誘起電荷分離 (PICS)
    1. PICSの基本特性
    2. マルチカラーフォトクロミズム
    3. 光電変換デバイス
    4. センシングデバイス
    5. 可視光応答型光触媒
    6. 空間選択的ナノ重合
    7. 詳細な機構についての知見
    8. 最近の展開と今後の課題

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