マイクロ波加熱プロセスの工業応用、制御技術とトラブルへの対応

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本セミナーでは、マイクロ波を加熱に利用する場合の検討事項、事前の留意点など、マイクロ波の基礎から分かりやすく解説いたします。

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プログラム

第1部 マイクロ波加熱の構造と特徴、マイクロ波プロセスに関する基礎知識と諸問題への対応

(2023年3月7日 10:00〜12:00、12:40〜13:40)

 実用化研究を学会の視点から解説します。マイクロ波加熱は様々な化学・材料プロセスで応用されています。これらのすべては、マイクロ波の高速加熱・内部加熱・選択加熱と言われる特徴で、製品の品質向上やコスト削減を達成しています。  本講演ではひとつの重要な式を紹介し、この式だけでそのすべての特徴を説明します。さらに、講演者が従事した実用化事業から、プロジェクトの道筋をどのように決定したかを紹介します。

  1. マイクロ波加熱の魅力と特徴
  2. 高速加熱の考え方〜マイクロ波製鉄〜
  3. 内部加熱の考え方〜アスベスト無害化炉〜
  4. エネルギー操作と化学反応制御
  5. 選択加熱と狭所大温度勾配
  6. 選択加熱の考え方〜MWによるグラフェン合成
  7. 基礎知識〜マイクロ波の侵入深さが知りたいときの対処
  8. 基礎知識〜熱暴走を抑制したいときの対処
  9. 基礎知識〜マイクロ波で加熱できないときの対処
  10. 基礎知識〜放電への対処
  11. 基礎知識〜マイクロ波で新しい化学・材料プロセスを作りたいとき (基礎検討とゴール)

第2部 マイクロ波を利用したスケールアップとプロセス制御

(2023年3月7日 13:50〜15:20)

 弊社はマイクロ波化学プロセス世界で初めて工業化した実績を誇っており、これは独自のデータベースや開発してきた要素技術郡、反応容器のデザイン力によって得られた成果であり、それは我々が提供する価値となっている。  本講演ではこの基盤となる技術プラットフォームや実証例を交えながら、プロセスのスケールアップやその制御について紹介する。

  1. 会社紹介
  2. マイクロ波と化学プロセスへの展開
    1. マイクロ波の特性
    2. マイクロ波の化学プロセスに対する優位性
    3. マイクロ波のスケールアップへのポイント
    4. マイクロ波プロセスの運用と制御
  3. マイクロ波プロセス事例紹介
    1. 有機・無機合成
    2. 乾燥・焼成
    3. 剥離・成形・分解
  4. マイクロ波プロセスの展開
    1. マイクロ波プロセスと電化
    2. カーボンユートラルに向けた取り組み

第3部 マイクロ波を利用した乾燥技術と粉体微粒子への応用

(2023年3月7日 15:30〜17:00)

 湿式成形法で作製されたセラミックスの微細粒子成形体の乾燥は、通常の急速乾燥法では成形体の反りや密度むらが大きかった。そこで、マイクロ波を用いた乾燥法を使用することによりこの欠点を改善し、その要因について解説する。

  1. マイクロ波の基礎知識
    1. マイクロ波とは
    2. セラミックスへの応用について
  2. マイクロ波乾燥の具体例
    1. 泥漿鋳込み成形体への適用
    2. テープ成形体への適用
  3. マイクロ波乾燥の高度利用
    • コンパクトプロセスについて

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