第1部 シニアマーケットおよびシニア世代の捉え方と広告・ブランド戦略
(2012年7月11日 10:20〜11:40)
2012年は、団塊世代が本格退職年齢を迎える年にあたり、高齢者市場に注目が集まっています。また、中長期的にも、日本は本格的な超高齢社会を迎えており、世界に類を見ない高齢者市場が訪れようとしております。
しかし、一方でシニアマーケットは攻略が困難だという話も良く聞かれます。どこに問題があるのでしょうか?
本セミナーでは、攻略困難だと言われているシニア世代、シニアマーケットの捉え方について解説を行うとともに、どのようなマーケティング戦略、広告・ブランド戦略が有効であるか、コミュニケーション視点から見たシニアマーケットの攻略法についてお話いたします。
- シニアマーケット概要
- 超高齢社会の中長期展望
- 2007年団塊世代問題
- 現状のシニア市場概況
- シニア世代の捉え方
- 多様性マーケットとしてのシニア市場
- 注目すべきポイント
- 今後の注目世代 (団塊・女性・後期高齢者)
- シニアマーケットの留意ポイント
- 留意ポイント
- メディア接触状況
- 企業事例
- シニアマーケット攻略ポイント
- まとめ
第2部 “使いやすさの追求”人間中心設計の考え方と製品設計への落とし込み
~高齢者向け携帯電話を事例として~
(2012年7月11日 12:20〜13:40)
- 背景と流れ
- 背景
- プロジェクトの流れ
- ユーザコンテクスト調査
- フォトダイアリー調査
- 自宅訪問調査
- UX仕様検討
- ブレスト実施
- 仕様検討結果
- プロトタイピング (4案)
- 各案の紹介
- ユーザビリティ評価
- 評価概要
- 評価結果
- まとめ
- まとめ、課題
- 調査で得られた知見
第3部 アクセシブルデザインの考え方と包装・容器デザインへの応用
(2012年7月11日 13:50〜15:10)
近年ISO を中心に急速に普及しつつあるアクセシブルデザインの概念について述べるとともに、包装・容器分野への応用について現状を紹介する。
高齢者・障害者の不便さの実態、ユーザー拡大の思想、福祉用具との違い、主なデザイン手法、具体的事例、などについて、人間工学的視点を踏まえて解説する。ISOにおける標準化活動についても触れる。
- アクセシブルザインとは?
- 社会的背景
- デザインの概念と技術例
- ユーザー拡大の考え方
- 福祉用具との違い
- 高齢者・障害者の不便さ
- 視覚に障害のある人の不便さ
- 聴覚に障害のある人の不便さ
- 身体 (四肢) に障害のある人の不便さ
- その他身体機能に障害のある人の不便さ
- 高齢者の不便さ
- 包装・容器のアクセシブルデザイン
- 包装・容器のアクセシビリティの問題点
- 情報と表示
- 識別しやすい色の組み合わせ
- 読みやすい文字サイズ
- コントラスト 等
- 取扱と操作性
- JIS/ISOにおける標準化の動き
- ISO/IEC Guide 71について
- ISO/TC122/WG9 「包装のアクセシブルデザイン」の活動と規格開発の現状
- JISのアクセシブルデザイン
- まとめ
シニア向け製品における色彩活用による訴求効果
~色はことのは シニア市場に求められる色のメッセージ性~
(2012年7月11日 15:20〜16:40)
- 加齢による色の見えの変化
- 40代から起こる色覚の生理的変化
- ユニバーサル配色の考え方
- 色彩心理とメッセージ性
- 色彩エネルギーについて
- 色の持つメッセージ性とは
- シニア目線の商品開発
- 事例紹介
- まとめ
- 色彩によるユニバーサリティなサポートの必要性