核酸医薬品におけるDDS技術

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本セミナーでは、核酸医薬およびDDSについて基礎から解説し、核酸医薬DDSの種類、核酸医薬DDSの現状と課題について詳解いたします。

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プログラム

第1部 アミノ酸修飾を用いたターゲティング型DDSの開発と疾患治療への応用

(2023年3月9日 10:00〜12:00)

 標的部位へ選択的に薬物を送り込むターゲティング型ドラッグデリバリーシステム (DDS) は、薬物の治療効果と副作用に直結するため、薬物治療の最適化や先端的な医薬品開発においては必要不可欠な薬物投与技術である。しかしながら、これまでに実用化されているターゲティング技術は、標的が特定の癌や肝臓などに限られており、これら以外の臓器・組織へのターゲティング技術の開発が強く望まれる。  本講演では、演者らが開発したアミノ酸修飾を用いた骨または腎臓への選択性の高いターゲティング型DDSを中心にターゲティング型DDSの最新の動向や技術・方法論について紹介する。

  1. ターゲティング型DDSについて
  2. ターゲティング型DDSの最新の動向
  3. ターゲティング型DDSの技術・方法論について
  4. アスパラギン酸修飾を用いた骨ターゲティング型DDSの開発と骨疾患治療への応用
    1. 骨ターゲティング型高分子キャリアの開発
    2. 骨ターゲティング型微粒子製剤の開発
      • リポソーム
      • 高分子ミセル
  5. セリン修飾を用いた腎臓ターゲティング型DDSの開発と腎臓疾患治療への応用
    1. 腎臓ターゲティング型高分子キャリアの開発
    2. 抗酸化剤、抗癌剤の腎臓ターゲティング
    3. ペプチド・タンパク性医薬品の腎臓ターゲティング

第2部 核酸医薬品のDDS技術・体内安定性の評価と向上

(2023年3月9日 13:00〜15:00)

 近年、次世代の医薬品として核酸医薬に大きな注目が集まっている。核酸医薬は、塩基配列に依存してあらゆる遺伝子の発現を調節できることから、新たな難病治療薬になり得るためである。一方、核酸医薬の実用化に向けては、その組織選択性や細胞内移行性が必ずしも十分ではないことから、体内・細胞内動態を制御するためのDDS技術の開発にも期待が寄せられている。  そこで本セミナーでは、核酸医薬およびそのDDSに対する理解を深め、現状を把握するとともに今後の指針を得ることを目的に講義を行う。

  1. 核酸医薬の基礎
    • 核酸医薬の種類とメカニズム
    • 核酸医薬の承認例
    • 核酸医薬の現状と課題
  2. 核酸医薬のDDS
    • 核酸医薬デリバリーに求められる機能
    • 核酸医薬DDSの例
    • コンジュゲート
    • 脂質ナノ粒子
    • 高分子ナノ医薬
  3. 現状の課題と展望

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