医薬品マーケティングのDX活用における社内体制作り・推進のしかた

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第1部 医薬品の価値最大化を見据えたDX活用・推進および社内体制

- 患者ニーズに基づいたソリューションの実施 -

(2023年2月21日 10:00〜12:00)

 医薬品産業における研究開発費投資リターン率は、年々悪化しているといわれている。各製薬企業は、一般的に“既存治療薬が存在しない疾患領域”や“既存治療薬は存在するが、限定的な寄与度に留まる疾患領域”に対して、従来を上回る有用性や根本治療を目指し、新たなモダリティの薬剤を開発しようと尽力している。  しかし、こうした疾患領域では、“最適な化合物自体の探索自体が難しい”、薬剤として開発が出来たとしても“薬剤単剤の効果だけでは、目標とされるアウトカムに到達できない”、“Patients Journey上の多様な患者さん・ご家族のニーズを完全に満たすことが出来ない”など、多くの課題が残される。  上記のような状況において更に、医薬品の“費用対効果”“アウトカム”が注目されつつあり、従来のように“新たな薬剤を開発・上市してプロモーションする”ビジネスモデルだけでは、医薬品の“価値最大化”を達成することは難しいと考えられる。  上記の環境下で、製薬マーケティング・経営の視点から、Solutionの1つとして、デジタルトランスフォーメーション (Dx) が注目されている。Dxには、デジタルバイオマーカー、リアルワールドデータ活用を見据えたデジタル基盤、データドリブンマーケティング等が含まれる。  本講演では、Dxの一部である、デジタルバイオマーカー (dBM) の開発やデジタル基盤の導入、社外パートナーとのエコシステム構築を見据えた社内体制について、更にはその導入・開発時のTipsなどを、網羅的にご紹介したいと考えている。

第2部 製薬企業におけるヘルスケアデータベースの構築とマーケティングへの活用

(2023年2月21日 12:45〜14:45)

 マーケティングおよび営業の強化に向けて、今後、戦略強化に必要となるデータベースのあり方、その活用方法を弊社支援事例や先進企業と議論している内容も交えながらご紹介する

  1. マーケティングがどう変わってきているか、どう変わっていくか
  2. 他業界から学ぶべきところはどこか
  3. 製薬メーカーの先進事例にはどのようなものがあるか
  4. マーケティングの役割がどう変わっていくのか
  5. マーケターに求められるスキル・マインド・価値観・行動はどうなっていくべきか
  6. そもそも、どのようなデータをどう分析すべきなのか
  7. 各社が直面する課題は何か
  8. 課題解決の方法にはどのようなものがあるか
  9. 参考:DXのインパクトはどのようなものか、そこへの向き合い方はどうあるべきか
  10. まとめ:何が競争力に大きく影響を与えることになっていくか

第3部 デジタルマーケティングの推進とその社内調整、営業部門との融合

(2023年2月21日 15:00〜17:00)

 製薬業界におけるDXが、COVID19禍において急速に進んでおり、従来の本社主導のみならず、現場主導と、主幹部門にも大きな変化見られております。一方で、デジタルマーケティングを導入するとなると、各部門・各担当者の興味範囲やデジタルリテラシーには大きなバラつきがある事による弊害が大きく存在します。  特に営業部門においては、自身の役割が取って代わられるという危機感や、従来の営業スタイルからの変革が難しいという事から、デジタルの実用性は理解するが、納得して実行まで至っている方は、特に、経営中間層にかかなり少ない可能性を感じております。私自身も施策を始めた当初はうまく馴染まなかった」が、「デジタルマーケティングと営業部門の融合する時代は必ず来る」と信じてやり続けた結果、大きな変化と結果を得られるところまできている。  本講義では特に、社内調整とプロジェクト推進に関してご紹介いたします。

  1. デジタルマーケティングの目的とゴール設定
  2. デジタルを活用したオムニチャネルアプローチでコロナ禍の情報提供活動
  3. 製薬業界におけるオウンドメディア会員制化の実態
  4. プロジェクト体制の構築と運営のポイント
  5. 製薬業界におけるデジタルマーケティングの役割分担とできる領域

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