ライフサイエンス、特に医療領域の技術については複合的な技術革新とunmet medical needsの顕在化が互いに作用する形でステップワイズに進化してきた。一方で、新型コロナウイルスの出現とパンデミックにより想定外の速度で社会のありようが変わりつつある。
このような激動の社会状況において、過去から現在のライフサイエンス領域のイノベーションの姿をよく理解し、未来の医療視点という観点で、世界的な社会変化、医療技術の進歩、未来のunmet medical needsを予測することは、ポストコロナ時代の医療を考える上で極めて重要である。
今回の講演では、医療技術におけるイノベーション、トピックスやトレンドの詳細、次世代の鍵となるICTやAI技術を応用した医療技術、米国の脳科学研究の最前線の話題、そして、将来の医療技術の方向性予測を詳細に解説する。
これらの予測をもとに、さらに未来医療予測について、特に、社会的課題、未来のunmet medical needsとあるべき医療の姿を議論する。最後に、ポストコロナ時代の医療対応について、最新の医療技術やその周辺について解説する。
- 医療技術におけるイノベーション
- 医療技術のイノベーション
- イノベーションの原動力
- ライフサイエンスのイノベーションパターン
- 素材のイノベーション
- 過去の医療技術開発事例
- 近年で最も影響の大きいイノベーション
- 次世代シーケンサ
- 新規機能性分子
- 再生医療技術と細胞治療技術
- ゲノム編集
- 医療やライフサイエンスの革新を促す現代の産業技術イノベーション
- ハードウエア
- ソフトウエア
- 医療における最近のトレンド
- 個別化
- 高度化
- 複合化
- 医療システム改革
- 医療のソフト化
- ICT、AIと医療に関するトピックス
- ICTとAIのインパクト
- 医療の世界においても情報企業が世界を動かす時代が来る
- IT事業者の最近の取り組み
- 医療機器企業のデジタルイノベーションの現状
- IoT関連医療機器市場規模予測
- AIとビッグデータ
- 人工知能活用プロセス
- 医療におけるAI活用場面として上がった事項 (PMDA)
- AIを活用した統合的がん医療システム開発プロジェクト
- 生涯に発生する健康・医療関連データ
- デジタルヘルスにおける医療機器メーカーの取り組み例
- AI画像解析 (Arterys社)
- 手術支援 (Verb Surgical社)
- 手術支援ロボット
- 手術支援ロボットの課題
- 病院内搬送ロボット (米国Aethon社)
- AIベースの創薬事例1 (米国Atomwise社)
- AIベースの創薬事例2 (米国 BERG Health社)
- IBM社Watson
- 米国における脳科学研究の最前線
- BRAIN Initiative
- BRAIN Initiativeのコアプロジェクト
- Human Connectome Project (HCP)
- The MICrONS program: Machine Intelligence from Cortical Networks
- 医療技術開発の方向性
- キーワード
- デバイス視点
- センサー、周辺機材視点
- ICT、情報連携と医療データ視点
- 治療と診断の一体化に関する課題
- 再生医療
- 産業・生活連携医療機器
- 2030年の社会予測
- 死因
- 日本視野の社会的課題
- 世界視野の社会的課題
- 2030年の医療予測
- 病態解明と制御
- 診断
- 治療
- 医療システム
- 2030年におけるUnmet medical needsとあるべき医療
- 2030年のUnmet Medical Needs
- 2030年のあるべき医療
- 2030年を越える課題
- 社会問題
- 医療課題
- 共通問題
- 我が国のポストコロナ時代の対応
- 我が国のポストコロナ時代へのデジタル対応力
- DX対応
- 少し長い目でみたときのニーズ
- 世界における具体的な対応事例
- 創薬の加速
- バーチャル臨床試験の概念
- 中国の配膳ロボット
- 遠隔ICU
- オンライン診療
- 歯科治療シミュレーション技術
- 人手をかけない歯科技工
- AI+5Gによるリモートガイド心臓手術
- 遠隔手術支援システムとクラウド技術と集合知
- 遠隔デザインレビューシステム
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