医薬品添加剤は有効成分の物性や機能の改善による患者に有用でやさしい服薬を提供し、新添加剤においては有効成分とともに製造販売承認を受ける。医薬品は有効成分の発展 (従来の低分子化合物から高分子のバイオ医薬品、さらに、mRNAワクチンや遺伝子治療薬へ) に伴い添加剤も安全性の高い新しい用途と有用性が求められている。mRNAワクチンなどでは、新技術 (ナノ粒子) 添加剤の適用もみられる。
この流れに対応するため新添加剤の開発において、承認事例、添加剤に係わる医薬品規制調和国際会議 (ICH) における規制 (DNA反応性不純物の許容量や小児剤型における非臨床試験など) などを見据えることが大切となる。
今回、承認審査資料による課題解決、既存の安全性資料の利用や新規添加剤開発のためのICH規制ガイドラインと信頼性の基準GLPに準拠した承認申請資料の作成について安全性の観点から事例とともに解説する。
- 新添加剤の開発
- 医薬品添加剤の役割 (用途)
- 新添加剤の開発事例と剤型 (用途)
- 規格・安定性と安全性
- 安全性からみた新添加剤の承認状況
- 使用前例と未前例の物質
- 特定の製剤や条件における使用
- 新添加剤に求められる製造販売承認資料
- 新規構造と転用物質の規格と安全性
- 食品・化粧品・局外品
- 化学物質
- 医療機器・再生医療等製品
- 海外承認医薬品
- 添加剤と製剤の安全性と審査事例
- 添加剤の安全性に係わる規制と審査事例
- 小児剤型の開発
- 不純物許容量
- 使用前例と特定剤型・条件使用承認
- 安全性からみた開発のため」の非臨床試験法
- 国内、ICH、OECDガイドライン
- 米国FDAとUSPガイドライン
- 業界団体IPECの安全性ガイド
- 元素・不純物と生成物のガイドライン
- 変異原性不純物の安全性 (許容量)
- 小児への添加剤適用
- 新医薬品添加剤の承認申請資料と課題
- 新規構造と使用前例の扱い
- 新投与経路/剤型の安全性
- 新用量 (最大使用量/処方量を超える量)
- その他、申請資料の作成・整備のポイント
- 安全性情報の検索サイト
- ICH CTD (コモンテクニカルドキュメント) 申請書式
- 既存の非臨床安全性資料の活用
- 医薬品・食品・化学物質等の添加物データベース
- STEP (Safety & Toxicity of Excipients for Paediatrics) データベース
- 新添加剤承認事例
- 開発のまとめ
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アーカイブ配信セミナー
お申し込みの際、通信欄に「アーカイブ配信希望」の旨を記載ください。
アーカイブ配信セミナーをご希望の場合、以下の流れ・受講内容となります。
- 「ビデオグ」を使ったアーカイブ配信セミナーとなります。
- 当日のセミナーを、後日にお手元のPCなどからご視聴ができます。
- お申し込み前に、 視聴環境 をご確認いただき、 視聴テスト にて動作確認をお願いいたします。
- 後日(開催終了後から10日以内を目途)に、ID,パスワードをメールにてご連絡申し上げます。
- 視聴期間は2023年3月1日〜14日を予定しております。
ご視聴いただけなかった場合でも期間延長いたしませんのでご注意ください。
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