EV用モータの設計・製造の勘どころ

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実際に設計・製造した立場から、設計・製造の押さえるべき要点を解説します。  モータ設計は、トルク・出力・効率計算に加えて枠、軸、高速回転ロータ、軸受等の強度、ステータ電気絶縁性能、絶縁耐力、耐インバータサージ電圧絶縁性能、放熱冷却、振動、騒音、漏れ磁束による軸受電食、ノイズ発生など種々の課題を検討しなければならず、電磁気学、材料力学、電気機械、機械工作、有機絶縁物性、放電工学など広範囲の知見が必須である。また自動車用主機モータには、品質維持向上の高信頼性も要求される。  講師は、約40年のモータ設計経験を有し、自動車用モータ設計に13年携わり、製造・品質課題に直面し解決した立場から、同じ分野を辿る技術者に押さえるべき要点、言い換えると小型で大トルクを出す秘訣ではなく、製造してみて経験する問題を解決する設計根拠 (何故そうしなければならないか) を解説します。

  1. 設計保証と製造保証について DRBFMの勧め
  2. 設計・製造工程における重要な技術ポイント
    1. ハウジングとブラケットのハメアイ構成
    2. ハウジングとステータコアのハメアイ構成
    3. エアギャップ精度を考慮した構造と組立方法
    4. 電気絶縁の確保
    5. ロータ部材と軸とのハメアイ構成
    6. ステータ製造プロセス課題
    7. ロータ製造プロセス課題
    8. 組立製造プロセス課題
  3. 性能のバラツキ低減のための設計押さえどころ
    1. 性能バラツキ要因 (設計値と実測値が合わない原因も含む)
    2. 構成材料特性によるもの
    3. 設計計算 (解析) によるもの
    4. 製造上によるもの
    5. 性能測定時のモータ温度のバラツキ
    6. 計測器によるもの
  4. モータ工法紹介 巻線 (丸線) – 挿入工程
    1. 巻線方式
    2. 巻線 – 挿入工程
    3. コイルインサータの概要
    4. インサータにおけるコイル傷の発生要因例
    5. コイルのピンホール試験方法

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