細胞培養品質管理 2日間コース

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2023年1月27日「培養細胞における細胞特性とゲノム安定性及び特性測定・評価の基礎と実践」

 培養細胞には、元の組織由来の特性があります。しかし、in vitroで培養することによる様々なストレスにより、その特性が変化してしまうことがよくあります。そのため、細胞特性が変化していないことを確認して、実験を行う必要があります。また、培養中のゲノムの不安定性についても注目されています。特に、iPS/ES細胞のゲノム不安定性については課題となっています。  そこで、本ウェビナーでは、培養細胞における細胞特性の評価方法、ゲノム安定性についての評価方法について、その基本と実作業について、ご説明します。

  1. 培養細胞の品質とは
  2. 細胞の特性とは
  3. 細胞特性維持と品質管理方法
  4. 細胞特性:細胞増殖能の測定方法
  5. 細胞特性:細胞接着能の評価方法
  6. 細胞特性:未分化性と分化能の評価方法
  7. 各種細胞の実際
    1. 間葉系幹細胞
    2. 多能性幹細胞
    3. 肝細胞
    4. 神経系細胞
    5. 唾液腺由来幹細胞
    6. ケラチノサイト
  8. ゲノム不安定性とは
  9. 各種細胞のゲノム不安定性
    1. マウス線維芽細胞
    2. 多能性幹細胞
    3. ヒト上皮系細胞
  10. ゲノム安定性の検査方法
  11. 現場でできる染色体検査

2023年3月28日「浮遊細胞培養における品質管理」

 バイオ医薬品の大量生産のために浮遊細胞の培養が普及しています。これらの品質管理においては安全性の観点からガイドラインが整備・運用されてきました。近年発展してきた新しい生物分析手法を品質管理に適用することでより安全性を高めることができるため、それらを含めたガイドラインの改定が始まっています。  本講座では特に難易度の高いNGS技術に焦点を当て、実装方法を議論します。

  1. トラディショナルな浮遊細胞分析手法
    1. 安全性管理のための分析手法
    2. 生産性管理のための分析手法
  2. ICH Guideline Q5A (R2) Final Concept Paper
    1. ICH Q5A (R2) FCPの概要
    2. 新しいモダリティ
    3. 新しい製造技術
    4. 新しい分析技術
  3. ICH Guideline Q5A (R2) step2b
    1. ICH Q5A (R2) step2bの概要
    2. ICH Q5A (R2) step2bの論点
    3. NGSに代替されるトラディショナルな分析手法
  4. Next Generation Sequencing (NGS)
    1. 塩基配列の長さと本数
    2. NGS技術の費用と期間
    3. 公共データベース
  5. NGSを用いたウイルス管理
    1. 塩基配列に基づくウイルスの分析手法
    2. NGSを用いたウイルス管理の概要
    3. ウイルス解析の障害
    4. NGSを用いたウイルス分析手法
  6. NGSを用いた細胞品質管理
    1. 生産物モノクローナリティの分析手法
    2. 細胞Liberality の利用
    3. 浮遊細胞の細胞不均一性分析手法
    4. 細胞モノクローナリティの検証方法
  7. どこから手をつけるか

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