銅ナノインクの実用化に向けた材料とプロセスの開発

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本セミナーでは、銅ナノ粒子について基礎から解説し、分散安定化、低温焼結などの課題解決への取り組みと印刷配線、パワーデバイス用接合材料への応用まで最新の開発状況を詳解いたします。

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プログラム

印刷法により回路形成や電子デバイスを製造するプリンテッド・エレクトロニクス (PE) が注目されている。近年、大気下で焼成可能で取り扱いの容易なAgナノインクは、一部で実用化されている。しかし、Agは原料が高価であり、PE市場の大きな成長のためには、原料の廉価な導電性Cuナノインクの実用化が求められている。Cuは室温で容易に酸化する性質があり、ナノ粉にすると更に活性となるため、取り扱いが難しく実用化するためには材料開発だけでなく、印刷、焼成などの周辺技術の開発も不可欠である。  本講演では、Cuナノインクの印刷、焼成、利用上の問題点や課題も含め、実用化に向けた取り組みについて具体例を挙げて解説する。

  1. プリンテッド・エレクトロニクス (PE) と導電性インク
    1. PEとは
    2. 既存プロセスとの比較
    3. 導電性インクの実用例
    4. Cuナノインクの特長と課題
  2. インクの焼成
    1. 金属粒子の焼結
    2. 銅ナノインクの焼成方法
    3. 光焼結 (フォトシンタリング) の特長とメカニズム
    4. 熱焼成について
  3. インク化と印刷法
    1. 各種印刷法に適したインクの特長
    2. 薄膜印刷法の解説と印刷例
      • インクジェット印刷
      • フレキソ印刷
      • グラビアオフセット印刷
    3. 厚膜印刷法の解説と印刷例
      • スクリーン印刷
  4. 実用化に向けた取組み
    1. RF – タグへの適用
    2. メタルメッシュ
    3. 厚膜印刷による回路形成
    4. 立体物への直接回路形成
    5. めっきのシード層としての利用
  5. 加圧型Cu接合材
    1. パワーデバイス向け接合材
    2. 加圧型銅接合材の特長
    3. 試験結果

受講料

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