高分子材料の劣化反応メカニズムの基礎と分析・評価

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本セミナーでは、高分子劣化・変色のメカニズムについて基礎から解説し、高分子の劣化に伴う構造変化や反応メカニズム、分析・評価技術・活用事例までを解析いたします。

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プログラム

高分子材料の劣化やその対策で困っていませんか? 高分子材料の劣化原因を解析するには、高分子特有の複雑な分子構造や高次構造、添加剤などの配合を理解する必要があります。また、高分子材料が熱や光などにより劣化すると、構造や組成は更に変化するため分析や解析が更に困難になります。近年、質量分析や分光分析などの分析技術や機器の発展は目覚ましく、これらの分析技術を使いこなすことにより劣化原因や劣化メカニズム、更には材料の構造や組成が耐久性に与える影響を解析できるようになってきました。  本セミナーでは、高分子材料を取り巻く最近の社会動向から、劣化現象を考えるうえで重要な劣化反応メカニズム、劣化解析するために化学分析法、最後に化学分析を活用する劣化解析事例についてご紹介します。

  1. 高分子材料の耐久性、品質に関わる最近の動向
    • 海洋プラスチック、リサイクル
    • サイレントチェンジ
    • サプライチェーン問題
  2. 劣化反応メカニズムの基礎と考え方
    • 劣化の定義
    • 劣化要因と反応メカニズム
    • 自動酸化反応
    • 酸化防止剤の種類と働き
    • 劣化解析と耐久性評価の考え方
  3. 劣化構造解析に有効な化学分析法
    • 赤外分光法 (FT-IR)
    • 核磁気共鳴分光法 (NMR)
    • 質量分析法
      • LC-MS
      • MALDI-TOFMS
      • 熱分解GCMS
    • 電子スピン共鳴法 (ESR)
    • ケミルミネッセンス法
  4. 劣化解析事例
    • 質量分析法を活用する解析事例
    • ポリオレフィンの熱酸化劣化 (酸化防止剤の解析)
    • ポリエステルの熱酸化劣化/加水分解劣化
    • ゴム材料の熱酸化劣化
    • インフォマティクス技術を活用する非破壊劣化診断
  5. まとめ

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