第1部 微細藻類の基本的な知識について、培養技術の基礎ー試験管から大量培養までー
(2022年12月15日 9:50〜11:10)
カーボンニュートラルな生物資源として注目を集める「微細藻類」について、その有効成分や利用方法を紹介するとともに、試験管レベルから大量培養にいたる培養方法について解説する。
- 微細藻類とは何か?
- 微細藻類とカーボンニュートラル
- 産業化された微細藻類
- 微細藻類の有効成分
- タンパク質
- 「藻類オイル」
- その他有効成分
- 微細藻類の大量培養技術
- 「培養株」とは?
- 培養装置
- 濃縮技術
- 抽出技術
第2部 微細藻類の高密度・大量生産技術の開発
(2022年12月15日 11:20〜13:10)
微細藻類による新規分野での産業利用は、大規模な原材料物質が必要になり、培養もまた大規模かつ安定生産が求められる。室内培養装置における設計方法確立における基礎的な研究紹介と設計方法の概要について解説する。また、野外培養における問題点と光側面より見た開発案についても解説する。
- 微細藻類と大量培養と装置技術・環境制御
- フォトバイオリアクターに求められるもの
- 光環境と培養容器
- 光環境と二酸化炭素に関する定量方法
- 室内大量培養における注意点
- 微細藻類培養槽の性能評価検討
- コンタミ防止への考え方について
- 低コスト微細藻類生産の必要性とその方策
- 低コスト化の必要性
- 抵コスト化に向けた藻種選定
- 低コスト化に向けた培養装置選定・設計
- 室内での微細藻類における低コスト化の方策
- 屋外培養における低コスト化の目算
- 微細藻類の貝類餌料の応用展開
- 貝類資源の動向と資源保護に必要な餌料
- 貝類総生産量
- 二枚貝類修行生産における餌料生産システム
- 有用化学素材の探査と有用利用法有
- 天然由来の医薬原料
- 渦鞭毛藻の大量培養
- バイオマス燃料
- 室内から屋外へ、研究課題
- 室内向けの種と野外培養向けの種と、その特性
- 野外培養の太陽光利用の考え方
- 野外培養における簡易評価方法
- 野外培養における培養収率向上の方策
- 野外培養における課題
- スケールアップの考え方・条件適正化
- 今後の野外培養の制御方法などの方向性
第3部 ラボオートメーションを用いた培養技術について
(2022年12月15日 13:50〜14:40)
産業微生物の育種において、ハイスループットな培養が要求されることが増加してきた。このようなマンパワーでは事実上不可能に近い実験を行うために、ラボオートメーションを活用した細菌の培養法について解説する。
- 導入:微生物育種における培養のハイスループット化の必要性
- 合成生物学に基づく微生物の育種について
- 合成生物学とラボオートメーション
- ラボオートメーション技術
- ラボオートメーションに用いられる各種機器について
- 培養の自動化における課題
- 自動培養システムの構築方法
- ラボオートメーションを活用した培養事例
第4部 固体培養技術とその応用、可能性
(2022年12月15日 14:50〜15:20)
日本古来より伝統的に培われてきた固体培養技術 (麹づくり) について、固体培養技術の有用性と産業化に焦点をあてて、固体培養の機械化について解説する。
- 固体培養の有用性
- 固体培養のポイント (例:麹菌)
- 産業化-スケールアップ
- 微生物のチカラを活用した産業の創出
第5部 微細藻類の新たな実用化を目指した応用的な研究と今後の可能性
(2022年12月15日 15:30〜16:20)
- パナックのバイオサイエンス事業について
- 会社案内
- バイオサイエンス事業のビジョン
- 事業概要の紹介
- 微細藻類の実用化を目指す方向性について
- 微細藻類が提供できる価値
- 価値探索の方法論
- 実用化を目指した取り組みの紹介
- 今後の展望
第6部 藻類ビジネス、藻類生産技術、ビジネス展開の最新動向
(2022年12月15日 16:30〜17:20)
- 藻類の探索、取り扱い、品種改良
- 藻類の機能評価
- 藻類の生産性向上
- 藻類の各種耐性付与
- 藻類の増殖回復について
- 変異導入法による藻類育種の実際
- 藻類生産とはなにか?
- 藻類生産技術に対する誤解
- 藻類生産技術
- 従属栄養培養概要
- 独立栄養培養概要
- 藻類種の育種に関する現状
- 藻類を利用した製品開発と事業構築
- 燃料
- 食料
- 機能性物質
- 化粧品 (藻類を使った化粧品)
- その他注目されている事業や素材特性
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