リチウムイオン電池の劣化診断、性能評価技術

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本セミナーでは、リチウムイオン蓄電池の基本特性とモデル化手法および、リチウムイオン電池の残量推定、劣化診断、性能評価技術とリユースビジネスについて解説いたします。

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プログラム

第1部 リチウムイオン電池の劣化診断技術とモデル化

 高エネルギー密度のリチウムイオン蓄電池が注目されているが、温度特性や劣化特性の把握が難しい、安全性、リサイクルの課題など解決すべき諸問題も多い。効果的なバッテリーマネジメント手法を構築するために、モデルベースの考え方から制御と最適化の動向を解説する。

  1. リチウムイオン蓄電池の動作原理とBMSの役割
  2. 蓄電池のモデル化方法
    1. 蓄電池の電気的特性、等価回路表現
    2. 等価回路パラメータの温度補正
  3. 高精度残量計
    1. 残量推定に用いられる方法
    2. カルマンフィルタ (EKF) の適用法方法
  4. 蓄電池劣化による蓄電池モデル変動の推定
    1. 蓄電池の劣化現象とモデル化
    2. 内部抵抗と開放電圧の劣化変動
    3. 内部抵抗の測定と推定
  5. BMSに関する最近の話題
    1. 組込みLSIをつかった内部抵抗測定

第2部 リチウムイオン電池の残量推定、劣化診断、性能評価技術とリユースビジネス

(2022年11月30日 14:45〜16:15)

 リチウムイオン電池はモバイル機器、定置、産業機器、自動車等の用途に使用され、近年では変動制再生可能エネルギーの出力変動・時間偏在性の解決のためのデバイスとして期待されている。一方で価格や資源制約などの課題からリユース・リサイクルの取り組みが進んでおり、特に直近ではリユース電池の注目が高まっている。リユース電池活用の際はその性能を評価する残量推定・劣化診断技術が重要である。  本講演ではこれら事項を基礎から体系的にまとめて説明するともに、将来の課題として想定されるリチウムイオン電池の群制御におけるRTE (Round Trip Efficiency) 向上のための研究事例を紹介する。

  1. リチウムイオン電池 (LIB) の基礎事項
  2. LIBの劣化現象と症状
  3. リユースLIBを取り巻く状況
  4. LIBの性能評価項目
  5. 残量推定・劣化診断技術
  6. RTE (Round Trip Efficiency) 改善に向けたLIB群制御技術

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