クリーンルーム技術は医療品、食品、半導体、塗装等々の工業生産とその利用目的は多岐にわたっていますが、クリーン技術で論じられるものの大半は設計の為の規格や構造に関するもので、使用する側の立場に立った使い方に関する技術や解説は殆ど見当たらないのが実情です。また、静電気に関する規格や技術も同様に、使うものの立場に立った解説や計測機器に関する解説はほとんどされていません。
本講は使う側の視点にたって、クリーンルームの維持管理とその使い方に焦点を当て、生産現場から各種の不良を削減したい方々にクリーン技術と静電気技術の使い方を詳細に説明致します。
同時にこれらの技術と知識は一般環境下でも応用することができ、工場が抱える不良 (印刷面や塗装面の汚れ、シート等貼り付け時の異物混入、不純物の混入等々) の削減や製品品質の向上する為のノウハウや実践方法も筆者が改善してきた実例を交えて解説するものです。
生産現場で毎日発生している不良はそのまま廃棄や手直しの対象となっています。これらの不良が削減できれば、全て利益として還元される為にその原価改善効果は計り知れません。「この程度の不良は出ても当たり前だ」と考えずに、今一度不良削減に取り組んでみませんか?
- ゴミ・異物とは何か
- 屋外から侵入してくるゴミ・異物
- 室内で発生しているゴミ・異物
- 因果律
- クリーンルームの基礎知識
- クリーンルームの四原則
- クリーンルームの原理
- クリーンルームの方式
- クリーンルームとは何か?
- ゾーニングとは何か?
- クリーンクラスの規格
- クリーンクラスの理解と活用
- クリーンルームの運用
- クリーンルーム入出時の注意事項
- クリーンルームの5S
- クリーンブースを利用する時の注意点
- ゴミ・異物の見つけ方
- ゴミ・異物の大きさ
- ゴミの性質を理解
- ゴミの見える化 (見つけ方)
- ゴミの判別方法
- 現場点検のポイント
- ゴミ異物対策の要点
- 成形部門で注意するべき内容とその改善方法
- 塗装部門で注意するべき内容とその改善方法
- 組立部門で注意するべき内容とその改善方法
- 半導体・LCDで注意するべき内容とその改善方法
- 静電気の基礎知識
- 静電気とは何か
- なぜ静電気が発生するのか
- さまざまな帯電現象
- 現場で生じる静電気帯電現象の実例
- 導体の帯電と絶縁体の帯電
- 人体放電と電撃の関係
- 静電気破壊
- 粉体爆発の危険性と対処方法
- 静電気の対策方法
- 帯電列と現場対策への応用
- 帯電量と湿度の関係
- 静電気を計測する機器
- フィールドメーター
- 表面抵抗計
- チャージドプレートモニター
- イベントディテクター
- 計測に注意を要する見かけ上の静電気の変化
- 静電対策に必要となる資材用品
- リストストラップ
- 作業マット
- 静電靴
- 作業服
- パーツボックス
- 台車の静電対策
- イオナイザーの種類とその特徴
- DC型イオナイザー
- AC型イオナイザー
- 高周波式イオナイザー
- 軟X線イオナイザー
- 自己放電式除電器
- 作業員教育の必要性と具体的な施行方法
- 教育システムの必要性
- 教育システムの運用方法
複数名同時受講割引について
- 2名様以上でお申込みの場合、1名あたり 45,000円(税別) / 49,500円(税込) で受講いただけます。
- 1名様でお申し込みの場合 : 1名で 50,000円(税別) / 55,000円(税込)
- 2名様でお申し込みの場合 : 2名で 90,000円(税別) / 99,000円(税込)
- 3名様でお申し込みの場合 : 3名で 135,000円(税別) / 148,500円(税込)
- 同一法人内による複数名同時申込みのみ適用いたします。
- 受講券、請求書は、代表者にご郵送いたします。
- 他の割引は併用できません。
アカデミック割引
- 1名様あたり 30,000円(税別) / 33,000円(税込)
日本国内に所在しており、以下に該当する方は、アカデミック割引が適用いただけます。
- 学校教育法にて規定された国、地方公共団体、および学校法人格を有する大学、大学院、短期大学、附属病院、高等専門学校および各種学校の教員、生徒
- 病院などの医療機関・医療関連機関に勤務する医療従事者
- 文部科学省、経済産業省が設置した独立行政法人に勤務する研究者。理化学研究所、産業技術総合研究所など
- 公設試験研究機関。地方公共団体に置かれる試験所、研究センター、技術センターなどの機関で、試験研究および企業支援に関する業務に従事する方
- 支払名義が企業の場合は対象外とさせていただきます。
- 企業に属し、大学、公的機関に派遣または出向されている方は対象外とさせていただきます。
ライブ配信セミナーについて
- 本セミナーは「Zoom」を使ったライブ配信セミナーとなります。
- お申し込み前に、 視聴環境 と テストミーティングへの参加手順 をご確認いただき、 テストミーティング にて動作確認をお願いいたします。
- 開催日前に、接続先URL、ミーティングID、パスワードを別途ご連絡いたします。
- セミナー開催日時に、視聴サイトにログインしていただき、ご視聴ください。
- ご自宅への書類送付を希望の方は、通信欄にご住所・宛先などをご記入ください。
- タブレットやスマートフォンでも受講可能ですが、機能が制限される場合があります。
- ご視聴は、お申込み者様ご自身での視聴のみに限らせていただきます。不特定多数でご覧いただくことはご遠慮下さい。
- 講義の録音、録画などの行為や、権利者の許可なくテキスト資料、講演データの複製、転用、販売などの二次利用することを固く禁じます。
- Zoomのグループにパスワードを設定しています。お申込者以外の参加を防ぐため、パスワードを外部に漏洩しないでください。
万が一、部外者が侵入した場合は管理者側で部外者の退出あるいはセミナーを終了いたします。