環境問題への対応力 その論点と技術を学ぶ

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プログラム

科学的証明が難しい「地球温暖化現象」をトリガーとして、さまざまな国際政治、経済活動、利益誘導が展開されています。日本では、SDGsとCO2問題が民間企業のマーケティング素材として使われ始めています。それらの内容はともかくとして「我が社は、環境にやさしい企業を目指します」という掛け声は、確実に増加傾向にあります。一方、報道に目を移すとプラスチック製品は「環境問題の悪代官」のような扱いが主流です。当然、組成物技術者は製品設計の方向性が霞み、環境報道に受け身のまま翻弄されています。  そのような混沌の渦中にある技術者と高分子製品系企業のために、本講座は企画されました。まずは1990年代から顕在化した環境対応の動きを正確に理解し、現在の環境対策の多くが科学と離反していることを学びます。そして、真に環境対応となる技術の方向性を、主に配合材料の観点から紹介します。これらを包括的に理解することで、外野の喧騒に惑わされない [環境対応力を備えた高分子組成物企業] を目指すことを本講義の目的と致しました。

  1. 環境に関する多様な国際動向
    1. IPCCと温室効果ガス
    2. COPの京都議定書とパリ協定
    3. バーゼル条約と廃プラスチック問題の浮上
    4. LCAの概念と高分子組成物への適用
    5. 国連主導のSDGs と日本のマーケテイングブーム
    6. 国際炭素税に見るEUの政治側面
  2. 科学的視点で見極める 環境問題の非論理性
    1. 果たして、地球は温暖化に向かっているのか
    2. カーボンニュートラルという概念の曖昧
    3. Made in Japan 生分解性プラスチック 失速の理由
    4. ダイオキシン猛毒報道 と 拡大するPVC市場の矛盾
    5. CO2排出量がガソリン車を上回るEV・FCVの真実
    6. プラスチック悪役論とリサイクル政策の独善
  3. 環境訴求技術構築のための配合設計情報
    1. 高分子関連 基本的環境用語の解説
    2. バイオマスプラ識別表示制度の中途半端
    3. 天然素材を使いこなす技術的困難性
    4. バイオミネラリゼーションという概念
    5. 環境訴求資質のある配合材料紹介
  4. 今後に備える 次世代型組成物設計の理念
    1. 製品寿命後の環境負荷提示に必要な技術
    2. 発ガン性配合剤 および 難燃性 再考の時
    3. それでも「見積書」が全ての高分子系製品群
    4. 変容する環境問題と世論との対峙 そして 距離感

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